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味方がいるって、こんなにも心強いことだったんだ。
あの頃、私には味方はいなかった。
養父も養母も、お金と引き換えに私を婚約者に売ったし、街の人たちは、婚約者に逆らうこともできなかったし。
ただ1人。
1人だけでも、味方になってくれる人がいたならば。
何で、死んだのはお父さんとお母さんで、私だけが生き残ったのだろう。
私が死んだら良かった。
毎日、そんなことをずっと思っていた。
そんな辛かった養父や養母との暮らしの中で、唯一、私に前を向くきっかけとなった言葉をくれた人がいた。
お遣いで、この街にやって来た時だった。
不貞腐れて、橋の上で川を眺めながら、このまま逃げてやろうかとか思っていた時、この街の人に出会った。
私より少しだけ年上で、丸い瞳をして、整った顔をした男の人だった。
出会ったばかりのその人に、気付けば全てを話していた。
すると、彼は言った。
�爐修鵑覆海箸鮓世錣譴燭蕁∨瓦�なった人が可哀そうだ。
きっと、天国で悲しんでいる。
あなたは前を向いて生きていかなければならない。
その人たちの分まで、死ぬ気で生きなければならない。��
その言葉に、無性に、涙が込み上げてきて、私は見ず知らずのその人の目の前で泣きじゃくった。
きっと、あの言葉が無ければ、あの人に出会ってなければ、私は今、アイツの元を逃げ出してなんていなかっただろう。
あの人との出会いが、私に、自分の足で前に進む勇気をくれた。
『…あぁ、あの人だったんだ。』
ジョンウくんを見た時、凄く、既視感があった。
あの男の人に似ているんだ。
ということは、あの時、私に生きる勇気をくれたのは、ジョンウくんのお父さん。
ジョングクさんだったのだろうか。
ということは、もしかしたら、あの人が…？
YG「とにかく。お前の居場所はここだ。
もう、お前が逃げる必要も、隠れる必要もない。
婚約？
そんなもの、今の保護者である俺が許さねぇよ。」
『オッパになったり、保護者になったり、ユンギ先生は大変ですねぇ。』
そう言えば、ユンギ先生は下を向き、自分の手を見つめた。
YG「また救えなかったなんて言えば、アイツに申し訳がたたないからな。
…まぁ、残念ながら。
お前を救えるのは、俺ではないんだけどな。」
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のぞみ(プロフ) - ユンギ先生の悪い顔。。。控えめに言って好き。あーあーあー幸せ。 (2021年2月10日 0時) (
レス) id: 6ce2d3bb22 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あねら(プロフ) - まゆうさんの作品本当に大好きです（ ; ; ）いつも読ませていただいてます。これからも頑張ってください！ (2021年2月5日 1時) (レス) id: 83ec8b03b3 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 王様いろんな女の人と毎日のようにって、もう〜。グクにもヌナが居て満たされていたし。一方でジミンさんはどんな感じだったんでしょうか。ジミンさんにも浮いた話があれば良いな、いつも切なそうだから気になってしまいました。 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 26ef055a5c (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - この物語本当好きです、、毎回更新されるたびにどきどきしてます。これからも楽しみにしてます...!! (2021年2月3日 21時) (レス) id: 2505ec8573 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - あぁ、苦しい、苦しいよまゆうちゃん。このシリーズはほんと切ない。でも好きなんだ。好きなんだよ。まゆうちゃん。サランへ (2021年2月3日 2時) (レス) id: 6ce2d3bb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年1月14日 21時
