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『…ってことで、ユンギ先生、そろそろ起きてくださいよ。』
YG「起きてる。起きてるよ。目は開かないけど。」
『…いや、それは寝てるって言うんですよ。馬鹿ですか。
おっと、失言。
アホですか！！』
YG「変わんなくね？」
『ほれほれ。起きて顔洗ってください。
今日は王様のところに行くんでしょ？
約束の時間に遅れたら、首はねられるかも。』
YG「…この国の王様はそんなやつじゃねーよ。」
『私、初めて王様に会うんですよねー。』
YG「あの大人気な王様に会うって言うのに、お前は能天気だな。
ん。お前さ、1人で行って、適当に話聞いてやれ。
今日はどうせ、回診という名の愚痴聞きぐらいだから。
あいつ、そういう時にしか俺を呼び出さねぇよ。」
目を開けず、横になったまま、ほれほれと追い払うように私に向かって手をヒラヒラさせている、
私のお師匠様である、ユンギ先生。
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この都イチのお医者様で、一般の方から王様まで、みんなユンギ先生に診てもらっているらしい。
王宮から、何度も専属医師にならないか？と言われているらしいが、そんなものになってしまえば、自由に動けないから断り続けている。
どれだけマイペースなんだよ。とは思うけど、それでもユンギ先生は凄い人だ。
私が彼の弟子になったのは３か月前。
この街から離れた山の中でチンピラに襲われてボロボロだったところを助けてくれ、ここへと連れてきて、治療までしてくれた。
精神的ショックから最初は何も話せなくて、どこの何者かも言えない私を、ここへずっといさせてくださった。
ユンギ先生の、ぶっきらぼうに見えて優しい看病のおかげで、心身ともに傷は癒え、そのままここへいさせてもらっている。
ユンギ先生の弟子として、家事やユンギ先生の身の回りのこと、治療をするときの様々な手伝いをさせて頂いているわけだ。
『いや、1人で行けるわけがないでしょう。』
YG「ユンギに言われて来たって言えば、通してもらえる。
それに、あの王様なら大丈夫だろ。」
『普通に考えて無理でしょ。』
YG「俺、ちょっと忙しいんだよ。」
『寝てるだけじゃないですか。』
YG「テヒョン様によろしく。」
へにゃっと笑って、再び眠りについたユンギ先生。
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のぞみ(プロフ) - ユンギ先生の悪い顔。。。控えめに言って好き。あーあーあー幸せ。 (2021年2月10日 0時) (
レス) id: 6ce2d3bb22 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あねら(プロフ) - まゆうさんの作品本当に大好きです（ ; ; ）いつも読ませていただいてます。これからも頑張ってください！ (2021年2月5日 1時) (レス) id: 83ec8b03b3 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 王様いろんな女の人と毎日のようにって、もう〜。グクにもヌナが居て満たされていたし。一方でジミンさんはどんな感じだったんでしょうか。ジミンさんにも浮いた話があれば良いな、いつも切なそうだから気になってしまいました。 (2021年2月4日 10時) (レス) id: 26ef055a5c (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - この物語本当好きです、、毎回更新されるたびにどきどきしてます。これからも楽しみにしてます...!! (2021年2月3日 21時) (レス) id: 2505ec8573 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ(プロフ) - あぁ、苦しい、苦しいよまゆうちゃん。このシリーズはほんと切ない。でも好きなんだ。好きなんだよ。まゆうちゃん。サランへ (2021年2月3日 2時) (レス) id: 6ce2d3bb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆう。
| 作成日時：2021年1月14日 21時
