そばにいるから。ーShintaro.Mー (ページ3)

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慎太郎「ご飯ありがとね」

A「こちらこそ。迷惑かけてごめんね？」

もう会うことはないのか。

ちょっと寂しい気もするけど、最初からこれっきりの関係だと思ってたわけだし…ね。

にしても初対面でこんなに話せる相手になるとは…。

ましてや男の子。

人懐っこそうな慎太郎だからなのかな。

昨日は酔っていたし、助けてもらって家まで送ってもらっただけで、しかも帰ってからの記憶はないから慎太郎の顔とか声とか仕草とか気にする余裕はなかったんだけど...

よく見れば顔立ちがはっきりしてる、俗に言うイケメン。

単純に外見がタイプだし、声のトーンも好き。

身長もあるし、体が大きいのもあるからか隣にいてくれると守られてる感があって落ち着く。

徐々に意識し始めてきてる...。

会ったばかりの人にこんな感情を持つのも初めて。

慎太郎「全然迷惑じゃないけどさ。もうあんな飲んじゃダメだよ」

A「ん。わかってる」

おまけに優しい。

慎太郎「じゃあ...」

心なしか寂しそうに見えるのは気のせいでしょうか？

A「うん。じゃあね」

もう少し話していたかったな。

連絡先も聞いてないし、慎太郎がまた何かの機会でここに来ない限り、会うことはないんだ。

昨日知り合ったものの、これっきりの関係。

これ以上は何も求められない。

慎太郎と約束したし、明日からは飲みすぎずに頑張ろう...。

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