＊１２ ページ12
.
side＿慎太郎
Aとは毎日連絡をとり合うようになって、たまに遊びに行った時には泊まらせてもらえる仲になった。
だけど仕事が忙しくなって1ヶ月くらい会えてなくて。
久しぶりに時間ができたら、真っ先に浮かぶのはAの顔。
早速Aの家に来たんだけど…
なんか様子が変。
体調が悪そうな感じもないけど、Aも仕事忙しいって言ってたし疲れてんだろうな。
俺、普通に迷惑だったかも。
断ってくれてもいいのに。
けど本人は大丈夫って言うし、俺も泊まる気で来てるからいつも通りさせてもらって。
ベッドに入ったけどAが入ってこない。
いつも俺が入ると自然とAも入ってきて一緒に寝るのに…。
��先に寝てていいよ��なんて初めて言われた。
しばらく忙しくしてたせいで寝不足だったから結局先に寝ちゃったんだけど。
夜中に目が覚めて隣を見るけどAの姿はない。
まさかまだ起きてるなんてことないよね...ってリビングを覗いてみたらソファで寝てるし。
急に何なの。
俺と寝るのが嫌だったなら申し訳ないけど、風邪ひいちゃいけないし、べッドに運ばせてもらった。
勝手に触ってごめんよ。
そのまままた寝て朝早くに目が覚めたから朝食を用意。
寝室からアラームの音が聞こえたから覗いて声かけてAも起床。
ソファで寝たはずなのにベッドで寝てたことが不思議のよう。
色々聞きたそうだけどまずは朝食を。
俺が冷蔵庫勝手に漁って作ったご飯を美味しいって食べてくれた。
そんでやっぱ俺のが気になりすぎて聞いちゃったよ。
何となくって...
素っ気なささえ感じる...。
Aも忙しくしてたの知ってたのに、自分に時間できたからって彼氏でもないのに家に押しかけてさ…
まじで迷惑じゃん...。
慎太郎「…また来ていい？」
A「うん」
慎太郎「じゃあまた…」
A「ん、いってらっしゃい」
��いってらっしゃい��
そう言ってもらえるのが嬉しい。
またここに来ていいんだって思えるから。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 639人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青晴空(プロフ) - オ リ フ ラ立ってますよ…！！ (2023年4月12日 7時) (
レス) id: 8088a84582 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺花
| 作成日時：2023年4月11日 15時
