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お互いお風呂を済ませてあとは寝るだけなんだけど…。
慎太郎のことを知ってしまった以上、隣で寝るのは良くない気がして上手く慎太郎を先にベッドに行かせて寝てくれるのを待った。
慎太郎「A寝ないの？」
A「もうちょっと起きてる。慎太郎、先に寝てていいよ」
慎太郎「せっかく久々に会えたのに寂しいこと言うな〜。」
慎太郎はどういうつもりでそんなことを言っているのだろうか。
そのうち寝室から私を呼ぶ声がしなくなって覗いてみると、慎太郎はぐっすり夢の中。
私はもちろんソファで寝る。
朝起きたら慎太郎に何て言われるかな…。
それに何て答えようかな…。
そんなことを考えていたらあっという間に私も夢の中。
A「ん……」
朝、決まった時間のアラームで目を覚ます。
が、昨日寝た場所と景色が違う。
慎太郎「A起きた？」
アラームの音に気付いてか、先に起きていたらしい慎太郎が寝室の入口から顔を覗かせる。
A「あ、うん…。おはよ…」
慎太郎「おはよ。朝ご飯できてるよ」
キッチンに向かうと慎太郎が作ってくれたという朝食が並んでいた。
A「あの…慎太郎…」
慎太郎「あ、冷蔵庫勝手に漁ってごめんね？」
A「いや、それは全然いいんだけど…」
慎太郎「とりあえず食おう」
二人でいただきますをして無言で食べる。
ウインナー、スクランブルエッグ、サラダ、味噌汁、お米という和と洋な朝食。
味噌汁の味付けがめちゃくちゃ上手いと思う。
A「美味しかった。ご馳走さま。慎太郎って料理できるんだね？」
慎太郎「簡単なものならね」
片付けは私がやらせてもらった。
その間ずっと気になっていたのは慎太郎の視線。
A「…なに？」
慎太郎「いや、何でかなって」
A「何が？」
慎太郎「ソファで寝てたじゃん」
A「あー…何となく？」
慎太郎「風邪ひくと思ってベッドに運んだんだからね」
そうだったのか…。
やっぱり変に思ってるよね…。
A「重かったよね。ごめんね」
慎太郎「全然。俺こそその…触っちゃったし…ごめん」
A「ううん、大丈夫。ありがと」
慎太郎「俺やっぱ来ない方がよかったよね…」
そんなことない。
ずっと会いたかったんだもん。
...なんて言えない。
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青晴空(プロフ) - オ リ フ ラ立ってますよ…！！ (2023年4月12日 7時) (
レス) id: 8088a84582 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺花
| 作成日時：2023年4月11日 15時
