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たまたまご近所さんだった。
タクシー代はきちんと払わせてもらったけど、フラつく体を支えてもらいながら結局家まで送ってもらって、これじゃあ意味ない。
A「上がって行かない？」
「や、それはちょっと…」
A「だよね。なんか迷惑かけすぎちゃったからお茶でも入れてあげようかなって思っただけ」
「気にしないで。俺が勝手にしたことだから」
なんて玄関まで入ってきてるのに本当に私を送り届けるだけで帰ろうとする健全な子。
最初からそういうところが見えてたから私も心を許しちゃってたのかも。
A「今日はほんとにありがと、、」
「いーえ…って…え？！大丈夫？！」
彼が慌てたのは言うまでもない。
お礼を言って帰すつもりが思ったよりお酒のダメージが強かったみたいで、さっきまでは何とか耐えてたのが家に着いた安心感からか急にスイッチが切れたらしく、意識を手放したのだ。
次に目が覚めた時にはベッドの上にいて。
さすがに彼はいないだろうと体を起こすとベッドにもたれかかって寝ているではないか。
A「おーい」
「ん…朝？」
A「うん。おはよ」
「はよ…」
A「昨日はごめんね？しかもそんなとこで寝かせちゃって…」
「全然。でも急にぶっ倒れるからびっくりした(笑)。心配で帰れなくてさ。勝手に寝室入っちゃったし、寝ちゃったし、俺こそごめん」
どうしよう…。
すっごくいい子じゃん…。
A「ねぇ、時間ある？ご飯作るよ」
「まじで？！食べる！」
可愛いなぁ。
ところでこの子何してる子なんだろう。
A「聞いていい？」
「ん？」
私が作ったご飯を口いっぱいに頬張ってる。
お口に合うみたいで良かった。
A「何歳？」
「24！」
A「あ、そうなの？もっと下かと思ってた。私26なんだ」
「へぇ〜見えないね」
A「それってどっちの意味？」
「若く見える方」
A「なら良し(笑)。仕事は？」
「んー…事務所にいる…かな」
A「事務やってんの？私と一緒だね」
「うん。あ、そうだ。名前は？」
聞かれて気付いた。
名前も知らない人とこんなことしてる自分にちょっと引いた。
A「AAです。君は？」
「慎太郎〜」
A「しんたろー？」
なぜか苗字は教えてくれなかったけど��慎太郎��って漢字は教えてもらえた。
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青晴空(プロフ) - オ リ フ ラ立ってますよ…！！ (2023年4月12日 7時) (
レス) id: 8088a84582 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺花
| 作成日時：2023年4月11日 15時
