９ ページ9
.
side＿慎太郎
Aと出会って半年くらい経ってやっと会う約束ができた。
Aのことを好きになって、日に日に気持ちは大きくなるばかりで、もうどうしようもなくて、早くAに伝えたくなって。
Aは横浜に住んでて、俺が行きたかった場所も近いしってことで車で迎えに行った。
Aんちが俺の実家と近いことが判明。
久々に会えたと思ったら俺の格好見てめちゃくちゃツッコんでくるし。
かと思えば歌声を褒めてくれる。
頭を撫でれば膨れっ面で��年上なんですけど��って言う。
車内ではAのこといっぱい聞いて。
これ以上何聞く？ってくらい質問攻めしてAも呆れてきた頃、目的地に到着。
寒いのに海。
けど今日は俺の好きな場所でAに気持ち伝えたいから、ちょっと我慢してもらう。
好きだってこと、もう一度伝えて。
Aは俺の立場とか考えてて整理できてないみたいだった。
自分は変わってるんだって色々暴露されたけど、サバサバした性格なのはわかってたし、俺も同じだから気にすんなって言ったらなんとOKもらえた。
しかもちゃんと��好き��って言ってくれて舞い上がったけど、あんまうるさくしても引かれるから冷静さを取り戻したのに、やっぱり好きだって言っちゃう俺にAも同じように言ってくれるから我慢の限界。
結局うるさくしちゃったよ。
けどやっとこれでAと付き合える。
A「ねぇ、ほんとにいいの？」
慎太郎「だからいいんだってば」
A「もしバレたら慎太郎が色々困るよ？」
慎太郎「大丈夫大丈夫」
A「なんか私、軽率だったな…」
帰りの車内でそんなことを言い出すもんだから、不安になるじゃん。
慎太郎「まさか取り消さないよね？今さら無理なんだけど」
A「だよね」
慎太郎「え、本気で思ってた？嘘だろ…」
A「一瞬それも考えたけど、でもやっぱ私も無理。自分の発言には責任持つ」
慎太郎「なんだよそれ(笑)」
そんな感じで、変わった彼女との交際がスタートしたわけです。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 706人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し - ｵ/ﾘ/ﾌ/ﾗたってますよ〜お話めっちゃ好きです！更新楽しみにしてますね！ (10月22日 20時) (
レス) @page4 id: 2b1360ebde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：苺花
| 作成日時：2023年10月22日 14時
