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A「私ね、よく変わってるって言われるんだけど…」
慎太郎「ん？」
A「LINEとか返信こまめじゃないし、そんなに会いたいとか思わないし、触れたいとも思わないかもしれない。生活のペースも乱されたくない。だからきっと付き合っても意味ないって思わせちゃう…」
付き合うにあたって致命傷みたいなのばっかりだから、こんなの普通なら絶対嫌われると思うんだ。
慎太郎「今まで会ってはこなかったけど、LINEと電話のやりとりで何となくわかってたよ」
A「そんなわかりやすかった？」
慎太郎「割と(笑)」
私の性格わかってて言ってくれてるのか…。
とりあえず嫌われてはいないようだ。
慎太郎「大事なのは俺に対してのAの気持ちだよ。俺の立場とか考えずにAの素直な気持ち聞きたい」
A「…こんな面倒な女、嫌じゃないの？」
慎太郎「俺はAがいいんだけど」
この一言が効いた。
さらに
慎太郎「俺もそんなベタベタするの好きじゃないし、マメじゃないし、自分の時間は欲しい人間だからさ。その辺は気にすんな」
ともう一押しされて
A「私も…ほんとは慎太郎のこと好きだよ。私でよければ…お願いします」
慎太郎「まじ？！いいの？！」
A「それ逆にこっちが聞きたいよ」
慎太郎「だから俺はAがいいんだって」
A「またそれ言う…」
慎太郎「だって好きだもん。はい、Aちゃんは？」
A「もうさっき言ったよ」
慎太郎「えーーー！もう一回お願い！」
A「うるさいなぁ…」
私がそういうの言わない性格だっていうのを思い出したのか、急に黙る慎太郎。
慎太郎こそ言わなそうなのに、気持ちはしっかり伝えられる人なんだね。
A「私、慎太郎のことちゃんと好きだからね」
慎太郎「ん、ありがと」
あんまり騒ぐと私がまた冷めたことを言うから、きっとそれ以上言わないんだと思うけど、慎太郎らしくなくて変な感じ。
A「こんな性格でごめんね」
慎太郎「どんなAでも好きだよ。って俺、好き好き言いすぎだな(笑)」
A「ううん。嬉しい。私も好きだよ」
慎太郎「もう！あんま言うと俺またうるさくするよ？！今めっちゃ我慢してたんだから！」
A「あ、そうだったの？(笑)」
そんな感じで慎太郎との交際がスタートしたのです。
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名無し - ｵ/ﾘ/ﾌ/ﾗたってますよ〜お話めっちゃ好きです！更新楽しみにしてますね！ (10月22日 20時) (
レス) @page4 id: 2b1360ebde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺花
| 作成日時：2023年10月22日 14時
