スローテンポな恋ーShintaro.Mー (ページ18)

今日:10 hit、昨日:10 hit、合計:51,574 hit

１８ページ18

.

side＿A

＂メンバーに紹介したい＂と言われて会いに行くことになった。

最近YouTubeとか観て、メンバーの人柄とか何となくわかるようになってきたし、私もいつか会ってみたいとは思ってた。

慎太郎が横浜まで迎えに来てくれたけど、何か様子がおかしくて。

車内ではSixTONESの曲がかかってない。

って慎太郎の気分もあるんだし、特にそれ以上は何も言わなかったけど。

何となく気まずくなって休憩で慎太郎がコンビニに行ってる間に後部座席に移動した。

慎太郎「え、何でそっち？」

A「ここからは都内入るし、撮られたらまずいでしょ？」

しっかり帽子も持参。

慎太郎と付き合うのに必要なことの一つだと思って。

だけど余計会話がなくなっちゃって、気付けば慎太郎が隣にいた。

どうやら寝ちゃってたらしい…。

久しぶりに会えて楽しいはずのドライブの時間を無駄にしてしまった。

運転させておいて、ろくに会話もしないで寝ちゃって、怒ってるかもしれないと思ったけど、慎太郎の＂嫉妬してるだけ＂で一気に気が抜けた。

私がメンバーに会えるのを楽しみにしててテンション上がってるのが嫌だったんだって(笑)。

可愛いじゃない。

そして久しぶりに慎太郎に触れられて落ち着いて。

ずっとこのままでいたいな…。

だけど慎太郎の仕事の時間は迫ってるし、そんな思考は呆気なく消された。

現場に連れて行ってもらって、メンバーと対面。

慎太郎と同じくらいの背丈の人たちとは知ってたけど、実際全員揃うとやっぱでかくてすごい圧迫感…。

最初は緊張したけど、彼らの人柄のお陰で普通に話せるようになって、少し仲良くなれた。

慎太郎があまり話に入ってこないのを気にしてたら

慎太郎「A、ちょっと」

と部屋の外に呼ばれて。

力なく私の名前を呼んで、両手で壁ドンされて…。

いつもと違う雰囲気に戸惑う…。

また嫉妬しちゃったらしく＂慎太郎以外の人のこと何とも思わないから＂ってちゃんと言えた。

慎太郎は嫉妬深いのね。

きちんと言葉にしてくれるから有り難い。

だからその度に私も気持ち伝えるね。

.