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Aの部屋に入れてもらうのは2回目。
A「早く言ってくれればお風呂入らずに待ってたのに…」
風呂上がりのスッピンのAを見るのは初めて。
慎太郎「別にいいじゃん」
A「やだよこんな顔見られるなんて。着替える暇もなかったし」
ラフな部屋着姿を見るのも初めて。
慎太郎「可愛いと思うけど」
A「いいよ、そんな無理して言わなくても」
慎太郎「本心なのに」
どれだけ直球で伝えても交わされる。
A「急だったからこれしかないけど食べる？」
晩メシがまだの俺に残り物だって言って出してくれたのは肉じゃが。
Aの手料理を食べるのも初めて。
慎太郎「うまっ！A料理上手すぎ！」
A「普通だよ」
慎太郎「いやまじで！やばい俺幸せ…」
A「大袈裟すぎ(笑)」
俺が食べてる間に洗濯やら何やら家事を始めるA。
慎太郎「忙しい時間に来てごめん」
A「別に忙しくなんかないよ。いつものことなんだし。慎太郎はそんな気遣わなくていいの」
スッピンだったり部屋着だったり手料理だったり家事するとこだったり、初めて知ることばっかりだからか何か新鮮で。
Aの日常生活の中に俺がいれることが嬉しい。
A「あれ、食器洗ってくれたの？」
慎太郎「もちろん。食べさせてもらったし当たり前よ。勝手に使っちゃってごめんけど」
A「また気遣ってるー。でもありがとね」
ふわっと笑うAが可愛いから我慢の限界超えた。
今日はもう一歩段階を踏みたいと思ってたのもあって
A「しん...たろ...？」
まだ何やらゴソゴソやってるAを後ろから抱きしめた。
慎太郎「やっと触れられた」
思わず声に出しちゃったよね。
A「なに言ってんの...」
慎太郎「ダメ？」
A「慎太郎、ベタベタするの好きじゃないって言ってたよ」
慎太郎「うん。でもやっぱたまにはしたくなんじゃん」
矛盾してるよね、俺。
A「初めてだね？」
慎太郎「ん？」
A「こんなちゃんと触れ合うの」
あ、ちょっとそれ以上はやめてAさん。
慎太郎「もうちょっとちゃんとしよっか」
こっち向かせて今度は正面からいっちゃいました。
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名無し - ｵ/ﾘ/ﾌ/ﾗたってますよ〜お話めっちゃ好きです！更新楽しみにしてますね！ (10月22日 20時) (
レス) @page4 id: 2b1360ebde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺花
| 作成日時：2023年10月22日 14時
