Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ8)

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side＿北斗

Aさんに連絡すると言っておきながら全くできず数日が経った。

＂会いたくなったら＂って言っちゃったからさ、俺。

いや、そりゃ会えるならいつでも会いたいよ？

けどなかなか忙しいのよ。

変に真面目すぎて世間話だけでも…っていう感覚で連絡することができない。

ジェシー「北斗！今日の収録、Aちゃん来るよ！」

北斗「…何でジェシーが知ってんの？」

ジェシー「Aちゃんから聞いたから」

聞けばAさんとジェシー、連絡まで取り合う仲らしい。

俺には連絡先聞かれて躊躇してたけど、ジェシーにはどうだったんだろ…。

ジェシー「気になってんでしょ？Aちゃんのこと」

バレてるし。

北斗「邪魔すんなよ？」

ジェシー「邪魔はしないけど応援はするよ？」

…何だいいヤツじゃねぇか。

ちょっと心強い。

そっか、今日Aさんに会えるんだ。

でもすぐ連絡すると言っておいてしなかった手前、どんな顔して何て声掛ければ…？

ジェシー「あ、噂をすれば。Aちゃーん！」

ジェシーが手を振る先には何日かぶりのAさんの姿。

A「ジェシーくん！お疲れ様！」

美愛「じぇしーあそぼー！」

ジェシー「よっしゃー！」

今日は土曜日か。

花屋の仕事はもちろん、美愛ちゃんも一緒なんだよな。

ジェシーが美愛ちゃんを楽屋に連れ込んだら一気に騒がしくなる楽屋。

美愛ちゃん人気者だなー。

A「松村さんも…お疲れ様です」

北斗「あ、はい。Aさんも」

目の前のAさんは少し気まずそう。

俺のせいなんだからしっかりしなきゃ。