Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ44)

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side＿A

北斗くんが好きだと言ってくれて嬉しいのに、私の口から出る言葉はネガティブなものばかり。

でも私の事情は気にしなくてはならないこと。

いくら北斗くんの想いを聞いても、私のせいで北斗くんが周りから変な目で見られてしまいそうで怖い。

北斗くんは私の言葉に押されて、きっと後悔し始めてる。

そんな姿を見て、後悔なんかして欲しくない、私もちゃんと正直に伝えなきゃって。

散々不安な気持ちをぶつけておいて、ほんと自分勝手。

それでも北斗くんはちゃんと＂守る＂と言ってくれたし＂付き合って下さい＂とも言ってくれた。

返事はもちろんOK。

北斗くんの立場と自分の家庭事情のことを考えると、どうしても一歩が踏み出せなかった。

だけどこの選択は間違ってないはず。

北斗くんとなら幸せになれるって思えたから。

抱きしめ合うことも、一緒にキッチンに立つことも、これからは当たり前にできるんだよね？

お互いのお家を行き来したり、食器や洋服が増えていったり、同じシャンプー使ったり、同じベッドに入っちゃったりだってするわけだよね？

この歳になっても、そういうことを考えるとワクワクする。

北斗くんとの未来が見える。

私と美愛と3人で笑って過ごしてる。

美愛、喜んでくれるかな？

北斗くんのこと大好きだから大丈夫だよね？

北斗「今なに考えてた？」

A「美愛喜ぶかな〜？って」

北斗「俺も(笑)。どんな反応するかな」

A「多分大はしゃぎだと思う(笑)」

北斗「だといいな」

お母さんにも報告しなきゃね。

お父さんにはあんまり話したことないけど、温厚な人だからきちんと話せば大丈夫だと思う。

私と美愛の幸せを一番に願ってくれてるから、私たちは幸せだよって笑顔で言うんだ。

この先の人生を一緒に歩んでいくのは、北斗くん以外考えられないから。