Honey you're my everythingーHokuto.Mー (ページ41)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:100,648 hit

..*41 ページ41

.

side＿A

撮影が終わる頃、一日中外にいたこともあって美愛は熟睡。

お母さんに北斗くんのお家に呼ばれたことを報告したら

A母「さっき松村さんと話したのよ。すごくいい方じゃない。美愛は預かるから、二人でゆっくり話してきたら？」

A「でも…」

A母「美愛がいると話せないこともあるでしょ？それにA、普段は一人で仕事も育児も頑張ってるんだから。たまには息抜きしておいで」

A「お母さん…ありがとっ…」

お母さんが北斗くんのことを信頼してくれてるのがわかった。

最初は私が北斗くんと関わることを心配してたけど、今は応援してくれてるみたい。

北斗くんに話したら直接お母さんに許可をもらいにいって、何度も頭を下げてて。

本当に真面目な人だなって思った。

そして向かった北斗くんのお家。

予測はついてたけどやっぱり広くて綺麗なお部屋。

＂芸能人だからこんな部屋に住めて当たり前だ＂とか＂住む世界が違う＂とか、きっと北斗くんが言われたくない言葉ばかり並べちゃって。

アイドルの北斗くんのことは正直あんまり知らないし、いつも自然体で接してくれるから、北斗くん自身だけを見てたつもりだったのに…。

＂普通の男として見てほしい＂と言われて、酷いことを言ってしまっていたのだと気付いた。

それなのに＂一緒にいたい＂＂一生かけて守りたい＂って言ってくれて、こんな私にそういう感情を持ってくれてるのが嬉しかった。

そしてもっと嬉しかったのが

北斗「俺、Aちゃんのことが好き…です」

という北斗くんからの告白。

いつからか北斗くんに惹かれていたし、北斗くんとの未来を少し想像したりもしてた。

真面目で優しくて誠実な人で、美愛のことも可愛がってくれる。

そんな人と一緒になれるなら、きっと毎日幸せに過ごせる。

北斗くんの立場を考えて時々ブレーキをかけてたけど、もうその必要はなくなるんだ。

だって北斗くんが私のことを好きって言ってくれたんだもん。

それが嬉しくて夢みたいで幸せで、返事をする前に泣いてしまった。