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北斗「ごめん。俺そういうの全然気にしないタイプだから。この部屋は先輩に勧められて選んだんだ。俺はAちゃんち居心地良くて好きだよ」
できればAちゃんと美愛ちゃんの物や匂いに囲まれてるAちゃんちに住みたいくらい。
って言うと気持ち悪がられると思うから言わないけど。
A「…何かごめんね？やっぱりちょっと住む世界が違う人だなって思っちゃって…」
北斗「それはない。こうやって同じ場所で同じ時間を過ごせてるんだから」
A「うん…」
北斗「Aちゃんと俺が一緒にいるのに、部屋の大きさとか関係なくない？」
A「うん…」
北斗「それに俺が芸能人だからとか…そういうのも」
A「うん…」
俺が必死になりすぎてAちゃんが��うん��しか言わなくなって。
責めてるみたいじゃん…。
北斗「俺のこと、普通の男として見てほしい…です」
切実な願い。
もっと早く伝えておくべきだった。
A「見てるつもりだったんだけどね……元々アイドルの北斗くんのことあんまり知らないのに、肩書きは気になっちゃって…ごめんなさい」
北斗「その事実は変えられないからね…。これからもそういうの気にさせちゃうかもしれないけど……俺はAちゃんと一緒にいたい…」
これ今何言ってもダメな気がしてきた。
説得力がなさすぎる。
北斗「俺さ、こんな気持ちになるの初めてで…。一生かけて守りたいとか…そう思えたの」
A「え…」
北斗「この状況で言っても信じてもらえるかわからないんだけど…」
A「なに…？」
Aちゃんが不安そう。
そんな顔させてごめんけど、俺が今から言うことでもっとそういう顔にさせちゃうかもしれない。
北斗「俺、Aちゃんのことが好き…です」
やっと伝えられた。
だけど、しばらく固まってたAちゃんの目から涙が零れたのを見て��あぁ、やってしまった��と、したくなかった後悔をした。
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作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
