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北斗「Aちゃん」
A「ん？」
北斗「今日お家行ってもいい？てか行きたい」
久しぶりに会ったAちゃんはやっぱり可愛くて、おまけに嬉しいこと言ってくれて、そんなの一緒にいたくなるに決まってんじゃん。
A「えっと…北斗くん明日も早いんじゃない？私また明日ここに来るから大体把握してるんだけど…」
北斗「えっ、明日もここなの？」
気を遣わせてるのに、明日も現場が同じということは……と一瞬で色々考える。
A「うん。北斗くんよりは少し遅く来るけどね？」
北斗「……あのさ」
A「なに？」
北斗「えー…っと…あの…お、俺んちに泊まりませんか……？」
A「え…？」
何言ってんだ俺？！
ダメに決まってんだろ！
真面目なAちゃんのことだから、遊びに来るだけならまだしも泊まるなんて絶対しないよな。
けど今日も明日も現場が一緒なら……なんて考えが甘すぎか。
Aちゃんも黙っちゃったし、言った後で後悔するヤツ。
北斗「ごめん、今の忘れて？でも夜Aちゃんち少しだけ寄らせてね」
俺、嫌われたかも。
軽いヤツだって思われたかも。
せっかく仲良くなれてきて、ここからだって時に早速信用を失うっていう…。
��じゃあ…��って撮影に向かおうとしたら
A「待って！」
Aちゃんに右腕を両手で掴まれ引き止められた。
A「あのっ…北斗くんが平気なら…お家、お邪魔してもいい…かな？」
北斗「はっ…？！えっ、と、泊まるってこと？！」
A「北斗くんがそう言ったんだよ…？」
俺が誘っておいて、まさかの展開に動揺してAちゃんを不安にさせて申し訳ない…。
北斗「そうだよね…。うん、俺は全然。Aちゃんと一緒にいたい」
A「じゃあ…また後で話そ？」
北斗「うん。終わったら一緒に帰ろ」
��一緒に帰ろ��なんて言える日が来るとは…幸せすぎ。
しかしAちゃんが泊まりに来るって急展開すぎない？
誘ってみて良かった。
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作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
