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北斗「ご馳走様でした。すっごく美味しかったです」
A「ありがとうございます」
食器洗いは俺にやらせてもらった。
その間にAさんは美愛ちゃんを寝かしつけに行った。
あんまり遊んであげられなかったな。
けど元気な顔見れただけで癒された。
食器を洗い終わってそっと寝室を覗く。
A「あ、もう終わりました？」
北斗「はい。美愛ちゃんは？」
美愛「んー…ほくと…？」
A「松村さんともっと遊びたかったみたいで睡魔と格闘してます(笑)」
寝れない理由が可愛すぎない？
北斗「よし、じゃあ寝るまで一緒にいてあげるね」
美愛「うんっ…」
北斗「Aさんは向こうでゆっくりしてて下さい」
A「いいんですか…？」
北斗「たまにはママも休まないと」
A「ありがとうございます。じゃあお願いします」
Aさんはいつも一人で何でもこなしててすごいな。
母は強しって言うけど本当だ。
美愛「ほくと？ママのことすき？」
いきなり核心をついてくる4歳児、恐るべし。
だけど俺は迷わず正直に
北斗「大好きだよ。もちろん美愛ちゃんのこともね」
美愛「へへっ」
寝ぼけながら照れてる(笑)。
それから保育園でどんな遊びが流行ってるとか、ママの作るご飯で何が好きとか、色々話してくれた。
そしてついに睡魔に負けて眠ってしまった。
北斗「美愛ちゃん寝ました」
A「かなり粘ったみたいですね(笑)」
北斗「うとうとしながら色んな話してくれて(笑) 可愛かったです」
A「ほんとにありがとうございます。助かりました」
温かいお茶をいれてくれて二人並んで飲んで。
やっとちゃんと話せる。
こんな時間がこの先もずっと続けばいいなと思えるほど、Aさんが隣にいてくれると落ち着く。
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作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
