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北斗「じゃあ話し方も変えなきゃだ」
A「確かに。敬語はおかしいですよね」
北斗「今から敬語ナシで！」
A「は…わかった」
北斗「(笑)」
今日一日のためだけの設定。
って考えると今日が終わるのが寂しくなるからやめよ。
美愛「パパママ！キリンさんみにいこー！」
北斗「よっしゃ、行きますか」
美愛ちゃんを真ん中に挟んで手を繋ぐ。
どっからどう見ても親子だよね。
美愛「うわぁ！おっきい〜！」
お待ちかねのキリンさんの前で美愛ちゃんは目をキラキラさせてる。
A「ほんと大きい！ね、松……パパ？」
うーわ！
なに今の破壊力！
松村と言いかけてからのパパ呼び。
しかも��これでいいの？��みたいな目線。
可愛すぎ！
北斗「うん、可愛いね」
この��可愛いね��はAさんに向けて。
ごめん、キリンどころじゃなかった。
キリンに夢中な美愛ちゃんを二人で眺めながら
北斗「A」
と呼べばめちゃめちゃ照れる彼女。
北斗「楽しい？」
A「うん、楽しいよ」
北斗「俺も。二人と来れて良かった」
あーあ、本当の夫婦ならここで手繋いじゃったり好きに触れていいんでしょ？
いくら一日家族させてもらってても、さすがにそれはできない。
でも無性にAさんに触れたい…。
葛藤した結果、
北斗「少しだけ許して…」
彼女を後ろから抱きしめた。
気持ちを伝える前に体が動いてしまった。
順序が違うのはわかってる。
でも今Aさんに好きだって言っても断られると思うんだ。
もっと俺自身を見てもらって信用してもらって、美愛ちゃんのことも大事にできる人だって思ってもらえないと。
A「あの…//」
そうやって照れるからまた俺も舞い上がるわけだけど、ここは抑えて…。
北斗「A、顔真っ赤(笑)」
A「だって…！」
これ以上は俺も心臓もたないからAさんを俺の腕から解放。
Aさん。
俺、本気でAさんのこと好きだよ。
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作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
