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Aさんの片付けを手伝おうと思ったら
樹「お前今日ラジオだかんな」
この後も仕事があることを知らされる。
いや知ってるけどよ？
もうちょっとくらいAさんといさせてよ。
滅多に会えないんだから。
樹「ま、時間までには来いよ」
なんだ、空気読んでくれんじゃん。
樹にもバレてるみたいだな。
てことでギリギリまでAさんといよう。
北斗「お疲れ様です」
A「あ、松村さん。お疲れ様です」
それだけ言って手伝い始める俺に
A「何やってるんですか？！」
と止めに入るAさん。
北斗「お手伝いです」
A「そんな毎回申し訳ないです。それにこの後もラジオのお仕事だって樹くんが言ってました」
北斗「え？」
ちょっと待てよ？
樹のことは��樹くん��、ジェシーのことは��ジェシーくん��じゃん。
何で俺は��松村さん��？
そこはどうでも良くないけどとりあえず置いといて。
俺のスケジュール把握してくれてる…。
A「この間お手伝いしてもらったお礼をちゃんと言おうと思って松村さんを探してたら、たまたま樹くんからこの後松村さんとラジオのお仕事だって聞いたんです」
北斗「あぁ、そういうこと…」
A「最初に会った時に言えば良かったんですけどね…。今日はもう会えないかなって思ってたんで、会えて良かったです」
また俺の好きな笑顔でそんなことを言う。
理由は何であれ、俺に会いたいって思ってくれてたことが嬉しい。
北斗「俺も。ずっと会いたいなって思ってたんで。だからもう少しだけ一緒に…いいですか？」
A「え、でも…」
北斗「次の仕事までまだ時間あるんで」
A「じゃあ…」
Aさんの頬が少し赤くなってる気がした。
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作者名：苺花
| 作成日時：2021年4月8日 11時
