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神宮寺「あれ、今日は廉の家じゃないの？」
A「うん。あんまり一緒にいるとまずいし。マネージャーさんが迎えに来た時とか」
神宮寺「そっか」
ジンくんに送ってもらってるんだけど、帰るのは廉の家ではなく私の家。
廉とは同棲してるわけじゃないんだよね。
何てったって周りには内緒だから。
万が一お泊まりがバレても、友達として遊びに行ってるんだって解釈してもらえるほどの仲ではあるから深くは聞かれないと思うけど。
紫耀や海人の家にだって泊まったことあるし。
廉の家には良くて週2回泊まる。
基本的に週1回だけど1ヶ月行かないこともあるし極端。
神宮寺「廉も素直じゃないよね」
A「ほんとに」
神宮寺「Aもね」
A「え？」
神宮寺「寂しい時は寂しいって言っていいんじゃない？現場では難しいと思うけどさ。二人でいる時は甘えな？」
……私はジンくんに甘えたいです(コラ)。
ジンくんは本当に私たちのことをよく見てくれてる。
A「そうだね。このままだと私、捨てられちゃう(笑)」
神宮寺「廉に限ってそんなことしないと思うけどね。もしそうなったら、その時は俺んとこ来たらいいよ」
キュン…！！！←
廉のことも私のこともフォローしてくれる。
なんて完璧な人なの…。
神宮寺「着いたよ」
途中までって言ってたのに結局家まで送ってくれた。
A「ジンくん、ありがと！今度お礼する！」
神宮寺「いいよ、そんなの。じゃあね」
ジンくんの車が見えなくなるまで見送った。
部屋に入ってLINEを確認すると、廉からの通知がたくさんきてた。
その中に��今日俺の部屋な��っていうのがあったけど見なかったことにしよう。
気を紛らわすために明日の仕事の準備でもしておこうかな。
職場は某CDショップ。
ポップ作りを任されてるから、少し進めておこうかなと。
キンプリもCDリリース控えてるし、また大掛かりなやつ任されそうだな。
ちょっと集中したら疲れてしまって、目を閉じた。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
