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一体私はここへ何をしに来たのだろう。
紫耀は相変わらず私に何か仕掛けてくるし、完全に紫耀のおもちゃ状態。
神宮寺「廉、A放置してちゃダメだよ」
さすが国民的彼氏！
廉「んあ？」
この人、今寝かけてたよ…。
A「帰る…」
岸「え、A帰んの？」
今まで私の存在気にしてなかった岸くんに言われるとは思わなかった。
海人「ちょ、A帰ったら紫耀の標的、俺だけじゃん！」
A「私は紫耀の標的になりに来たんじゃないよ」
紫耀「何しに来たの？」
A「それさっきも聞いてきたよね？(怒)」
神宮寺「まぁまぁA。俺はまだ帰ってほしくないけど、帰るなら途中までになるけど送るよ？」
ジンくんイケメンすぎる…。
ほんと何でジンくんが彼氏じゃないの？
A「ジンくん、ありがとう。」
本当は廉たちのお仕事の手伝いをさせてもらおうと思ってた。
私は昔からこの業界で働くのが夢だった。
でも叶わなくて今は全く別の仕事してるけどね。
たまたま紫耀と仲良くて、紫耀も私の夢を知ってたから、時々手伝わせてもらえるようになった。
その点も紫耀には感謝しなきゃなんだよね。
ただ現場では廉と付き合ってることは内緒になってる。
もちろんマネージャーさんにも。
メンバーは当たり前に知ってるけど。
周りには��紫耀と友達でキンプリと仲良い子��くらいに思われてるだけ。
廉は私たちが付き合ってることがバレないように、わざと私に構わないんだってわかってる。
それが寂しいだなんて、ただのわがまま。
そういうのを察して、ジンくんは廉にコソッと私のことを言ってくれる。
まさか寝るとは思わなかったけど。
まぁ私が寂しがったところで廉は私に必要以上に話しかけられないし、もちろん触れることだってできないからね。
わかってる。
見た感じ、今日は手伝うこともなさそうだし本当に帰ろう。
廉の車で一緒に来ちゃったから、ここはジンくんに甘えさせてもらおうかな。
部屋を出る時、廉と目が合った。
一瞬、止めてくれるかなって、まだ一緒にいてって言ってくれるかなって、そう思ったけど…
すぐ目逸らされた。
…そんなもんでしょう。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
