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廉との同棲が始まって半年ほど経った。
新居もそろそろ決めたいね、と言いつつ数ヶ月。
何だかんだで二人ともここが落ち着くらしい。
廉と暮らし始めてからは、次いつ会えるのかとかいう不安がなくなったから、かなり気持ちが楽になった。
私は主に料理と片付け担当。
掃除は廉が得意だから時間を見つけてやってくれてるし、洗濯も自分が最後に洗濯物出しちゃうからって、ついでに洗濯機を回してくれて。
無理なく上手く分担できてるかな。
廉「A、こっち来て」
A「はいはい？」
ソファに座る廉の隣へ。
廉「ちゃうよ。乗って」
A「え？」
廉の膝の上に乗せられた。
しかも向かい合わせで。
A「なにこの体勢(笑)」
廉「嫌？」
A「んーん」
廉がこんな甘々になるなんて、ちょっと前までは考えられなかった。
私たちの付き合いも2年経ったけど、まだまだお互い知らない一面を持ってるんだな。
今じゃ毎日一緒にいるわけだけど、全然飽きない。
だからやっぱり私には廉が合ってるんだ。
考えてたら急に目の前の廉が愛しくなって、ぎゅっと抱きついた。
廉「おぉ！どした？(笑)」
A「廉のこと好きだなって」
廉「急にそんなん言うとか反則やわ」
A「だって言いたくなった時に言っとかないとさ」
廉「はぁ…何やねん。俺も好きやで」
ただのバカップルですね(笑)。
廉が私を見つけてくれて、好きになってくれて、本当によかった。
これからもずっとそばにいさせて下さい。
そして私たちのことが報道されて、世間を賑わせたのは、この数ヶ月後のこと。
fin.
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
