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廉「そもそも新人��くん��が男やんな」
言い出すと止まらないのがこの男。
これはめんどくさいぞ。
A「仕事の付き合いなんだから仕方ないでしょ？廉だって毎日綺麗な女優さんとか可愛いアイドルの子と共演してんじゃん」
廉「は？俺、A以外興味ねぇし」
さらっとキュンとすること言ってんじゃないよ！
A「……」
廉「おい、シカトすんな」
A「あぁ、うん。私も廉以外、興味ないよ」
廉「それは嘘。ジンのこと大好きやん」
A「そうだね」
廉「うーわ、まじ最低」
確かに最低だと思うけど…
ジンくんのことも大好きだもん。
でも廉の好きとは違うし…
A「どっちも好きじゃダメなの？←」
廉「はぁ？お前それ本気か？」
そろそろガチギレされそう。
A「嘘だよ。私、廉のこと…だ、大…好き…だもん」
廉「普段言わんこと無理矢理言うなあほ(笑)」
思わず吹き出す私たち。
A「それにしても廉が嫉妬なんてね〜」
廉「…してへん」
A「はいはい。廉って私のことほんと好きだよね」
廉「……」
おいおい、無視しないでくれ。
恥ずかしいだけじゃないか。
あなたさっきさらっとキュン台詞言うたやん？
��好きやけど？��くらい言えるでしょ？
急に黙らんとって。
ま、別に気にしないけどね。
そういうのあんまり言葉にしない人だし。
寝よ。
廉「俺さ…」
A「ん？」
廉「Aのこと、ちゃんと好きやから」
A「え…」
廉「おやすみ」
それだけ言って私の反応も見ずに目を閉じた廉。
私も気持ち伝えたくなって何度も揺すったけど、目を開けてくれなかった。
ずるいぞ永瀬廉。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
