３８ーSho sideー ページ38
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ども！しょーです！
ここへきて初の俺サイド！
Aとは高校の時から仲良くしてやってんのにさ〜、今頃出す？(それは作者に言ってくれ byA)
ちょっと暗くなるかもしれないけど聞いてね。
廉にも他のメンバーにも言ってないけど、実は俺、Aのこと好きだった時期あるんだよね。
Aも知らない。
昔からモテてたんだよね、A。
色んなヤツが告って振られてるの見てきたから、俺もどうせ無理だって、ちょっかい出したりできる、そういう近い友達でいる方を選んだ。
廉も卒アル見てAに目がいったくらいだから、やっぱりAってモテるんだ…みたいな。
廉に紹介してって頼まれて、まぁAのことだから、もし廉に告られたとしても断るだろって軽い気持ちで背中押してしまって、二人が付き合うことになった。
いくら相手が廉でも、Aは絶対にOKしないと思ってた。
正直すっげーーー後悔した。
でもそれはもう終わった話。
今は二人を応援してる。
廉と付き合ってても、Aにはめちゃめちゃ絡ませてもらってるけどな。
廉より先に知り合ってて、俺は紹介してあげた身。
それをいいことに色々しちゃってます。
Aが夢諦めて落ち込んでた時も、仕事が上手くいかなくて悩んでた時も、そばにいたのはいつも俺。
廉と出会うまでは何かあるごとに俺に電話くれてた。
今でもAのことはよく見てるし、異変にはすぐ気付く。
廉と会えなくて寂しがってることも、不安に思ってることも。
そんな時は何も言わず、Aを連れ出してやったり、電話でくだらない話をしてやったり、いつも通りの俺で接する。
今日、廉が俺のメシの誘いを断って颯爽と帰って行ったからAと会うのかなって。
そう思ってんのにAんちに向かってる俺。
やっぱりAはいない。
廉の家か。
邪魔するつもりでAに電話をかけた。
A『紫耀…』
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
