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めちゃくちゃ忙しい日が続いてる。
お店に来るお客さんのお目当ては大体キンプリの新曲。
私が一生懸命作ったポップたちも、たくさんの人に見てもらえてる。
合間にまだまだ新人の相田くんに新しい作業の指導もしなくちゃいけないし、なかなかハードな毎日を送ってる。
各売り場を見回っていたら、怪しい人物発見。
A「相田くん、私ちょっとあっち見るね」
相田「了解っす。じゃあ俺はあっち行きます」
私はその怪しい人物に近付いて
A「あの、もしかして…永瀬廉くんですか？」
と声をかけた。
変装しててもわかるっての。
まさか私とは思わず
廉「そうですー……って、あぁぁあ？！」
って言うから笑いたいとこだったけど、大声出されたからすぐ裏に連れてって。
帰そうと思ったら
廉「わかった。帰る。帰るけどよ？今日、今この瞬間俺が帰ってしもたらまたしばらく会えへんよ？それでもええの？なぁ？」
なんてクドイこと言い始めた。
でもまぁ確かにそうだよね。
そう思ったら急に寂しくなって、甘えてしまった。
これでも我慢してたのに、そんなこと言われたらこうするしかなくなるじゃん。
軽くキスを交わして、危うく仕事中だということを忘れるとこだった…。
相田くんに対して嫉妬丸出しにして廉は帰っていった。
廉の言った通り、また会えない日が続く。
だから今日会いに来てくれて本当は嬉しかった。
相田「もしかして今の彼氏さんっすか？」
A「えっ？！あ、うん…」
やば…
見られてたんだ…。
相田「仲いいんすね」
A「まぁ…普通かな」
相田「なんかあれっすね。あの人に似てる」
A「え…？」
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
