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ギャーギャー騒いでたら聞き覚えのある関西弁が…。
A「廉っ！」
廉「ここやろなー思て来てみたら楽しそうやん？Aちゃん？」
私と紫耀の間に入ってきて腰を引き寄せられる。
神宮寺「まぁまぁ廉。何頼む？」
向かいのジンくんが廉を宥めてくれて、廉が食べたいものを注文してくれた。
スマートすぎる…素敵…。
紫耀「いいとこだったのに！邪魔者が入っちゃったね？Aちゃん」
廉が来たお陰で向かいの席に移動した紫耀が、またバカなことを言うから
廉「何がいいとこや！何が邪魔者や！酔い潰れて寝てまえ！」
せっかくジンくんが宥めてくれたのに、再び火がついてしまった。
神宮寺「今日は全員飲んでないよ。紫耀が酔い潰れたらまた俺らの出番よ？」
廉「置いて帰ればええやん」
紫耀「ひどっ！」
そんな中、廉は一人ビールを飲む。
紫耀「俺ら我慢してんのに何なのこの人」
廉「一杯くらいええやろ」
そしてたった一杯でちょっとだけ酔いが回ったみたいで。
廉「A〜」
神宮寺「あーあ…」
紫耀「一杯で酔ってんじゃねーよ」
A「廉！ちょっと！」
私にもたれかかってくるし、さっきから何やら手つきが怪しい…。
ずっと太ももを撫でられてる…。
ジンくんと紫耀からは見えてないけど、いつバレるかヒヤヒヤしてて気が気じゃない。
きっと廉はわざとやってる。
私の反応を見て楽しんでる。
悔しいから平然としてるつもり。
紫耀「ちょっとトイレ〜」
神宮寺「あ、俺も」
まさかのまさかで二人とも席を立っちゃった…。
廉「声我慢せぇよ」
A「へ？」
酔っているはずなのに二人がいなくなった途端、男の顔になる廉。
危険な気がする…。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
