２９ーRen sideー ページ29
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Aが現場におる。
それだけでテンション上がる。
でもほとんど話しかけられん。
今日も紫耀に絡まれて、海人と仲良く話してて、ジンに優しくされて。
優太…あいつはマイワールドやった。
ずっと筋トレしてるわ。
Aがおるとやっぱ現場が賑やか。
昼ご飯作っとるAのそばにコソッと潜入。
A「あ！つまみ食いダメ！」
廉「ええやん。お、これうまっ！」
A「もう(笑)」
怒ってるけど嬉しそうやで。
ちょっと二人になりたいわ〜ってタイミングを見計らって。
昼食べ終わってからAを呼び出した。
A「どうした？」
伝わらんけど、この時の顔めっちゃ可愛かってん。
するつもりで呼んだけど結構キツめのキスしてもうた。
正直に溜まっとるなんて言うてしもたし。
このまま少し触るくらいイケる？
と思ったけど、それは阻止された。
俺また我慢せなあかんの？
すでに何日も経ってんのに。
って最近求めすぎよな。
今までそんな気起こすことあんまなかったのに。
したくないわけじゃないねんで？
大事にしとるだけ。
言うても結局ここではできんしな。
止めてもらって正解でした。
戻ったらまた紫耀にからかわれとるし。
でも顔真っ赤にするくらい照れてくれんのは嬉しいやん。
気ぃ強いクセに(何回も言うな)女の子らしいとこもあんねん。
完全にギャップ萌えってやつやな。
そんな顔、俺にしか見せんでええのに。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
