１５ーRen sideー ページ15
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Aも俺も仕事が忙しくて全然会えてへん。
夜遅い時間なら会えなくもないけど、特にAは仕事を家に持ち帰ってるみたいやし、邪魔できんやん。
こんなことは珍しくない。
そもそもAが俺んちに来ることがあんまない。
何週間も来んってのもしょっちゅうある。
バレんようにって元々気を付けてるのと、忙しい時期が重なるとそうなる。
そろそろ俺の方から会いに行こっかなーなんて考えてたらAから電話が。
A「実は…」
廉「は？」
聞けばAんちに遊びに来た紫耀が酔って寝てしまった…と。
こんな形でAに会いに行くことになるとはね。
Aんちの前でジンと合流。
俺だけじゃ紫耀を運べんからって…頼りにされてんだかされてないんだかわかんねーわ。
まぁ確かに俺だけじゃ無理やわ、あんな筋肉の塊。
廉「うわ最悪…」
結構飲んでて爆睡中。
起こしても起きるわけもなく。
ジンと手分けして紫耀と紫耀の車を運んだ。
そしてジンにAんちまで送ってもらった。
廉「で？何で家上げたん？」
A「ごめん」
ほんまは結構うるさく言いたかってんけど、久々に会ったのにそんなん言いたくないからやめた。
それにAも紫耀も悪気あるわけとちゃうし、紫耀も紫耀なりにAのこと気にしてたんと思うから。
廉「よし、帰ろかな」
立ち上がろうとしたらAに腕掴まれて��え…��って何か言いたそうにしてたから��寂しいん？��って冗談半分で聞いた。
Aのことなら��違うわ！��くらい言いそうやなって。
そしたら
A「紫耀が明日迎え8時って言ってた…」
とか、急にその話？ってなって。
俺も真面目に迎えの時間考えてもーた。
A「朝早く起きれる自信ある？あるよね？」
どういうこっちゃ。
てか��ある��って言わなあかんみたいなってるやん。
廉「は？俺が朝弱いの知って……あ、そーゆーこと？」
ここで永瀬廉、ようやく気付きました。
Aの遠回しの��一緒にいたい��サインに。
A「……です」
こいつ……可愛すぎんか？！！！
嬉しさ隠しきれんかったわ。
廉「可愛いやつ」
めちゃめちゃ口に出してしもたやんけ。
Aは顔赤くして俯いとるし。
ほんま好きやわ。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
