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A「もしもし廉？」
困った時はまず彼氏頼んないとね。
久しぶりなのにこんな形で声聴いたり会うことになるとは…。
廉『おぉ、どした？』
A「実は…」
経緯を話すとめちゃめちゃ怒ってたけど、すぐ来てくれるって。
でも廉だけじゃこの筋肉の塊は動かせないだろうからジンくんも呼んじゃった。
廉「うわ最悪…」
神宮寺「結構飲んだみたいだね」
到着した二人はすぐに紫耀を抱えて車に乗せた。
神宮寺「俺の車に紫耀乗せてくから、廉は紫耀の車でついてきて」
廉「了解」
神宮寺「紫耀送ったら廉をここまでまた連れて来るから」
A「ん、二人ともありがとね」
二人のお陰でさっと終わった。
紫耀は二人に運ばれたことなんて覚えてないだろう。
廉「で？なんで家上げてん？」
A「ごめん」
戻ってきた廉に事情聴取されてます。
廉「別に紫耀と何かあるとは思ってへんけど、酔ったらわからんやん」
A「はい…」
そうだよね。
いくら紫耀だからって簡単に家に入れちゃいけない。
けどきっと紫耀は私のこと心配して来てくれたんだと思う。
ふざけてたけど、そういうのはわかっちゃう。
割と長い付き合いだしね。
廉「わかってるならええねんけど」
頭に手を置いて顔を覗き込んでくる廉。
ちゃんと顔を見たのが本当に久々で。
改めてこんな綺麗な顔が私の彼氏なのか…と。
……顔ファンかよ←
廉「よし、帰ろかな」
A「え…」
廉「なに、寂しいん？(笑)」
A「紫耀が明日迎え8時って言ってた…」
廉「あー、確かそんくらいやったな。じゃあ俺んとこは8時半くらいか」
A「朝早く起きれる自信ある？あるよね？」
廉「は？俺が朝弱いの知って……あ、そーゆーこと？」
A「……です」
私の遠回しの��一緒にいたい��発言にようやく気付いたようです。
もっと素直に言えたら可愛いんだろうけど。
廉「普通に言えや(笑)」
A「……」
廉「可愛いやつ」
廉はこんな私を可愛いって思ってくれるんだ。
紫耀とか岸くんには��可愛くねぇー��って言われそうだけど。
廉だけがそう思ってくれればいい。
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作者名：山田苺花
| 作成日時：2020年5月2日 15時
