SNOW SMILE (ページ2)

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第二夜..../D.kanechika ページ2

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思いがけない時間にメールが来て、ソワソワがドキドキにかわった

昼下がり

「Aー」

インターフォンがなって、ドアを開ければマスク姿の彼。

『ちょっと、大丈夫なの？』

急いで暖かくした部屋に入ってもらう。

「全っ然大丈夫。微熱よ微熱」

『ホントかなあ』

おでこを触ってみれば、そんなに熱いわけでもなさそうだ。

良かった。

『うちに来て良かったの？自分の家でしっかり休んだ方が....』

「どうせ、寝てないといけないなら、Aのトコのがいいっしょ

せっかく今日と明日休みになったんだし」

『まあ、いいけど』

ちなみに、私に風邪うつしてくれても問題ないけどね。

小声で言ったのに、彼の耳にはしっかり届いていて

Aはそういうと思った....なんて悪い顔して笑った。

何か温かいものが食べたいっていうから作ったシチューと

彼が無性に食べたくなったといって買ってきたチキンで

遅めの昼食だか、早めの夕食。

『何か....クリスマスっぽいね』って笑ったら

「俺様の風邪、結構良い仕事したな」って

大きめのジャガイモを頬張った。

そうだね。クリスマス当日はこんな風に過ごせないもんね。

ナイス、大樹の風邪。

ささっと後片付けをして、お腹いっぱーいと、こたつに寝転ぶ

大樹の隣に潜り込んだ。

足先がぬくぬくで、お腹が満たされて、隣には大好きな人

とてつもなく感じる幸福感と....睡魔。

日がかげってきたから部屋に飾り付けたクリスマスツリーの

電飾を灯す。

ピカピカ光って綺麗だけど、眠たい私の目には明るすぎてゴロンと

寝返りをうった。

隣では仰向けに寝転んで熱心に漫画読んでる姿……。

....綺麗な横顔。

....腕、辛くないのかな。

……