41：Love affair ページ41
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「ッン・・ハァ・・」
「A・・声・・もっとだして」
「・・・やっ」
「どうして・・？」
「絵が・・・アッ・・」
あの絵が私を見ている。
仕舞われていた絵は、私達の寝室に飾られた。
ベッドの上にあるそれは、夜、私と対面する。
私の上に覆い被さる彼の向こうに、彼と逆のタトゥーを持った人。
体温が上昇していく。
どちらに抱かれているのかわからなくなる。
彼に抱かれているのか
それとも
絵の中の彼に抱かれているのか
頭の中がかき乱される
汗ばむ胸元
下腹部の熱が増し
息があがる
滅茶苦茶気持ちがいい
終わった後、オッパはいつも私を綺麗なシーツで包む。
そしてそのシーツごと、後ろから私を抱きしめる。
二人の呼吸が合い、段々と落ち着いてゆく。
「A」
「・・ん？」
「今日はなんで声ださなかったの？」
「・・そう？」
「僕、Aの漏れ出る声好きなのに」
「漏れ出るって(笑)」
「興奮するの。すっごく。だから出して」
「わかんない・・」
「ねえ、どうしたの？さっき、絵がどうって言ってたね」
くるりと向きを変え、オッパの顎に目線を当てながら。
「あの絵、別のところに飾ってもいい・・？」
「どうして？」
「・・わからなくなるの」
「何がわからないの？」
「オッパと・・絵の人と・・どっちなのか」
どっちに抱かれているかわからなくなるの？
とストレートに聞かれた。そう思っていたことを、そのままに。
今日の私は、すごく熱を持っていたそうだ。
だから、物凄く感じてくれてるのかなって思ったって。
嬉しかったって。
そして、それならあの絵はずっとここに置いておきたいって。
「僕とあの絵を感じて」
「それでいいの・・？」
「いいよ。そうして。A、綺麗だった」
「わかった・・。オッパ」
「ん？」
「愛してる・・」
「うん。僕もだよ、A」
絵を捨てないでと言ったのは私。
この家に飾ろうと言ったのも、私。
寝室に決めたのはオッパだけれど。
それから体を重ねる度に
私は二人の男性の間で揺れることになる。
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alexis(プロフ) - 第１章ありがとうございました！１章で納まる内容じゃないようーヒロインの気持ちが引けば引き寄せられ、また、押せば押し返される…そして理由は不明という…。怪しくて怖い、そして「？？」が沢山出て来ました。次章が待たれます！ (2017年9月18日 6時) (
レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
mayutangm(プロフ) - alexisさん» 怪しい第１章が終わりましたよ。文字数少なくて収めるのてーへんだったｗ (2017年9月18日 0時) (レス) id: 88d04611f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - mayutangmさん» なぁーんか、怪しい……………じぇったいに怪しい…………怪しいことばかり。そう、どういうことなの？？ねえ、ジェジュン氏！ (2017年9月16日 23時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
mayutangm(プロフ) - alexisさん» 残すところあと1話で1章終了！オーナーオッパは謎のママ・・・ (2017年9月16日 11時) (レス) id: 88d04611f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - mayutangmさん» あ、皆が皆、そー言うオーナーばかりじゃないっすよ！(￣∇￣) (2017年9月10日 23時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayutangm | 作成日時：2017年4月7日 23時
