30：Radiant morning ページ30
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『ハジメマシテ。キム・ジェジュントモウシマス。
Aサント、オチュキアイサセテイタダイテマス』
「うん。合ってる。大丈夫だよ」
『キョウハ、アリガトウゴジャイマス。
ココノオショクジハ、オクチニアイマスカ？』
「上出来」
『オカアサン、キレイデス』
「それは言わなくてもいいかな」
少しでも日本語を話さないと。とオッパが必死に覚えた日本語。
もっとたくさん話せるようにしたかったらしい。
拳を握りしめて悔しがっている。
両親には、今の状況を伝えてあるし
誰と住んでいようが、何の仕事をしていようが
基本”ちゃんと食べれていれば良い”というスタンスなので
報告をした時も「あらそう」だけだった。
こんなにソワソワしているオッパを見るのは初めて。
今日だって、「明日お母さんに会うんだから！」って
日焼けしないように日焼け止めを何度も塗って
白い肌をキープするのに、必死になっていた。
「小麦肌、男らしくていいじゃない」と言ったら
「チャラく見えるから絶対に嫌だ」だって。
確かに。オッパの顔はとても上品だけれど
それは肌の白さが、そうさせているようにも思えるから。
お酒も飲まず、夜、ベッドに入ってなんとなく体を重ね始めたけれど
それも我慢するって、私をぎゅっと抱きしめたまま
眠ってしまった。
数時間会うだけなのに
こんなに準備してくれるオッパの姿を見ているだけで
心が満たされる。
明日、無事に時間が過ぎますように。
チュッ
ふふ・・・次は瞼かな・・
チュッ
ほら、ね・・
オッパは私を起こすとき、おでこから順にキスをして
「A、朝だよ。起きて」
と起こす。
「寝た振りしているでしょう。ね、起きて」
朝日より眩しいオッパの顔を見上げる。
ああ、今日もとてもハンサムだ。
私の家族に会うために、オッパが悩んで用意した洋服。
白のサマーセーター。
会うのはお昼すぎなのに、もう着替えている。
「A、僕ちょっと出かけてくる。お昼には戻るから」
「どこに？買い物？」
「安養寺さんって覚えてる？彼がこっちに来ていて、日本のお客様を紹介したいって」
その方は、オッパの画廊のお得意様で
とても高価な価格で絵を買ってくださるお客様だ。
彼は話せないけれど、いつも優しげな笑みを浮かべている秘書が
韓国語で通訳する。
「うん分かった。いってらっしゃい」
オッパが出て行く後ろ姿を見送りながら
私はまた、さらさらのシーツの中に戻った。
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alexis(プロフ) - 第１章ありがとうございました！１章で納まる内容じゃないようーヒロインの気持ちが引けば引き寄せられ、また、押せば押し返される…そして理由は不明という…。怪しくて怖い、そして「？？」が沢山出て来ました。次章が待たれます！ (2017年9月18日 6時) (
レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
mayutangm(プロフ) - alexisさん» 怪しい第１章が終わりましたよ。文字数少なくて収めるのてーへんだったｗ (2017年9月18日 0時) (レス) id: 88d04611f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - mayutangmさん» なぁーんか、怪しい……………じぇったいに怪しい…………怪しいことばかり。そう、どういうことなの？？ねえ、ジェジュン氏！ (2017年9月16日 23時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
mayutangm(プロフ) - alexisさん» 残すところあと1話で1章終了！オーナーオッパは謎のママ・・・ (2017年9月16日 11時) (レス) id: 88d04611f2 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - mayutangmさん» あ、皆が皆、そー言うオーナーばかりじゃないっすよ！(￣∇￣) (2017年9月10日 23時) (レス) id: c45450e957 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayutangm | 作成日時：2017年4月7日 23時
