第十三話 ページ18
Aside
｢あれ？奇遇だね！久しぶり、A｣
聞こえてきた爽やかに響く声が耳に入った瞬間、息が止まった。
振り向かなくても、分かる。
｢緑、さん｣
ギュッと、心臓が掴まれたみたいに、痛みに似た苦しさがはしる。指先が微かに震えている。
｢やだなぁ、A。永将でいいのに｣
そう、朗らかに聞こえる声とは裏腹に、手首を掴まれ、ギリギリと握られる。後ろから、引っ張られるかたちで力を入れられているので、関節がひどく痛む。
｢っ、すみ、ません。……永将、さん｣
そういえば、手を離して俺を自身の方に向かせた。
｢いい子。｣
頭を、髪を指で梳くように撫でられる。ビクッと肩を揺らした。
｢そんなに警戒しなくていいのに｣
あはは、と笑う。
｢別に、警戒してないです……｣
そう言うと、緑さんは、チェシャ猫の様にニンマリと笑った。
｢そっか！じゃあ、この後ちょっとお茶しない？｣
待ってましたとばかりに言い放ったその言葉を聞いた途端、平凡な休日がガラガラと崩れ去っていく音がした。
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時々しか更新出来なくて申し訳ないです。オチまだ決まってないんですけど、希望があればコメ欄まで。腐でもノーマルでも大丈夫です
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海 - 更新…待ってます……|ωΦ*)ﾁﾗ (2016年4月21日 7時) (
レス) id: 70217b8423 (このIDを非表示/違反報告)
虹恋(プロフ) - ポン酢さん» ありがとうございます！ネタが浮かぶまでしばしお待ちを！！ (2015年12月27日 11時) (レス) id: f76a935324 (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢 - 面白いです！！！夢主かっこいいです！続き気になります！更新楽しみにしてますこれからも頑張ってください！ (2015年12月27日 4時) (レス) id: 9103820897 (このIDを非表示/違反報告)
虹恋(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！('ω')ノ (2015年12月24日 15時) (レス) id: f76a935324 (このIDを非表示/違反報告)
海 - とっても面白い！！続きが気になります！更新気長に待ってますヽ(´ー｀)ノ (2015年12月23日 21時) (レス) id: 70217b8423 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹恋 x他1人 | 作成日時：2015年8月26日 10時
