【暗殺教室×東方project】双子の暗殺者がE組に来たようです【◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆＆空石雫月、合作】 (ページ37)

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博麗の巫女は頼れるのか？ページ37

叶視点

「それで、こうなったよ。」
渚君が紙を渡してくれた。
私はそれに書いてある文字を、
一文字一文字読み上げた。
「潮田渚、赤羽カルマ、片岡メグ、
殺せんせー…」
「僕がいるのは、カルマ君が役に立つから入れって言ってくれたから。」
あはは、と渚君が笑いながら言った。
「…じゃ、行くよ。」
私は狭間を開こうとした。
「待って。叶。」
イリーナの声だ。
「万が一教室に何かあったら駄目だから、
校庭でやって頂戴。」
確かに…
あの理事長にお金請求とかされたくない…
「分かったよ。」
私は校庭に歩いて行った。
下げていた腕を振り上げ、狭間を開く。
「わ…ホントになんかできた…」
「凄いよね、自分でも驚いたよ。」
私はズンズン狭間を進んで、また狭間を開く。
「え、ここから落ちるの？」
カルマ君が驚く様に言った。
「いや、俺は大丈夫だけどね。
渚達、大丈夫なの？」
私は狭間の出口から幻想郷を覗いた。
そこには博麗神社があり、
地面からは６ｍ程だった。
「カ、カルマ君、暗殺してるし、
これくらいなら行けるよ。」
渚君が飛び降りた。
「暗殺の練習だけで暗殺はしてないじゃん。」
カルマ君がするりと降りた。
メグさんが飛び降りた。
殺せんせーが触手で降りた。
「え、殺せんせーズルい！」
私も飛び降りた。
「…うん、怪我なしね。
おーい、霊夢。」
「んー？何よー、叶ー。」
気だるげに神社の奥から出て来た霊夢。
「うわぁ…」
渚君が少し引いている様な声を出した。
「…あ、こんな格好だからか。
でも霊夢はまともだから大丈夫だよ。」
「あら、こんな格好とは失礼ね。」
「しょうがないでしょ。
そんな格好普通じゃないよ。
…えーとねぇ、妖怪とか魔法使いとかいるけど
これが普通だから。」
「…そういう所なんですねぇ。」
殺せんせーが言った。
「んで、何の用よ。」
「えーとね、とりあえず、
幻想郷に初めて来たから博麗神社に来たんだけどね、何かある？」
「……
貴方達なら大丈夫よ。行きなさい。」
「そっか。迷惑掛けてごめんねー。」
私はとりあえず、これを奏に伝えようと、
戻って行った。

後書き
更新遅くてごめんなさい！！