教えて貰ったのはヒント ページ33
「何故？」
正花が言った。
「赤いのはセラ、青いのは澤、紫のは正花・・・
皆名前がそれぞれあるじゃない。
貴方達は私そのもの。
でも、貴方達には個性がある。
個性もないのに意識の中で名前が付くなんて、得しないもの。
貴方達が持っているのは、私とは違う、個性。
それでも貴方達は私。
個性をそんな沢山持っている「鈴木叶」なんて存在するの？」
「・・・存在するわ。」
セラがそう言った。
「気付かないから、」
次に口を開いたのは澤だった。
「気付かないから、強すぎて弱すぎるのよ。」
「・・・え？」
時が止まった様だった。
何に？
私は元々暗殺者。
ミスがあるのなら、気付かないはずがない。
・・・いや。
奏に、辛い思いをさせたのに、ミスがないとは言えないな。
でも、こう言う面で私はミスした事が一回でもあった？
なかったはずなのに。
「完全に限りなく近い不完全ね。」
正花が溜め息を付いた。
「正花、完全なんて存在しない。」
セラが言った。
正花が言い返す。
「そう言っただけ、完全が存在するなんて言ってない。」
「喧嘩はやめてくれない？叶が困惑するわよ。」
さりげなく澤がそれを止めた。
「まあ、完全なんてないから、頑張ってくれるといいな。」
セラがふわりと笑った。
その時、暗闇に光が差した。
それは人の形となり、色を付けた。
「・・・皆可愛いね。」
皆は、瞳の色をベースに作られた服を着ていた。
「じゃあ、バイバイ。」
正花が手を振ると、世界が光に包まれ、薄れて行った。
一方その頃の3年Ｅ組by空石 雫月→←それはとても残酷なby空石 雫月
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弓月(プロフ) - misaki66666さん» 分かった！ (2018年3月10日 15時) (
レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
misaki66666(プロフ) - 弓月さん» 更新しても大丈夫だよ、いつ治るか分かんないから。 (2018年3月10日 15時) (レス) id: c4f0e9bc83 (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - さっちゃんや。書き直しますって書いてるから、更新しない方がいい？ (2018年3月10日 14時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空石 雫月、◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ x他1人 | 作成日時：2018年1月14日 19時
