【暗殺教室×東方project】双子の暗殺者がE組に来たようです【◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆＆空石雫月、合作】 (ページ31)

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あの石の意味はページ31

叶視点

「力を制御しなきゃ、失うだけだ・・・」
お腹に突き刺さった剣は、砂の様に崩れていった。
「・・・何か、何か探さないとダメだ・・・」
茶色の小さな四角いテーブルの上にキラリと輝く石。
「・・・」
無意識に、流れる様に、その石に手を伸ばした。
すらりと石を撫でる。
「・・・そうだ、あの奏を傷付けた石だし、
私の力で力を変換すれば、
制御する力が使えてもいいかな？」
自分の力を変換する事は無理らしい。
試したが、無理だった。
でも他の力なら？
それは変換出来るかもしれない。
微かに希望を抱き、私は力を吸い取る力を使った。
勿論少なめに。
使う事が今後あるとするならば、
力を残さないといけないから。
吸い取った力が変換の力に流し込まれる様にした。
「・・・ん、これでよし。」
少しだけ疲れたが、これでいいだろう。
窓に私の姿が映る。
真っ赤に輝く瞳は紫に変わっていた。
私の瞳は元々青だ。
力が調和され、紫に変わったのだろう。
「・・・奏の、様子が・・・」
見たい、と言い掛け、私は言うのを止めた。
「・・・ああ、そうだ！早く、早く行かなきゃ！
あれ、でも疑問が生まれるな・・・
まあいいや、早く行こう！」
私は夢に力で飛び込んだ。
「・・・ようやく意味を理解したのね。」
「ええ。
石は力を抑える為。
赤、青、紫の瞳の意味は、
私。時によって違う・・・
ゲームみたいに表すとしたなら、モード。
それを表しているの。
私は一つ疑問が生まれてここに来たの。」
私は一秒間を開けて、こう言った。
「私、本当に、本当に叶なの？」
私の声が暗闇に響いた。