太宰に置いてけぼりにされました

私たちの新しい日常 ページ31

A、太宰 side

一ヶ月後

私たちは、部屋が足りないという理由もあり、

…部屋が足りないという理由もあり！！←

同棲している。



Aは探偵社の入社試験も見事に合格(パス)し、今ではすっかり探偵社に馴染んでいる。



「A〜。」

太宰が私に抱きつき、

「仕事はしてよ、太宰。」

私が呆れながら太宰を引き剥がそうとする。が、

「えぇ〜ヤダ。」

それも虚しく、

「国木田さんに言いつけるよ！」

「えぇえ〜…それもヤダー。」

私は更に強くAを抱きしめる。

「今日も仲が良いねェ。」

「与謝野女医… 谷崎さんたち程じゃないですけどね〜」

「ま、たしかにねェ。」

「お兄様…♡」

「ちょっ、ナオミ！？」

この光景も、日常茶飯事になっている。

「ふふふ…やる？
勿論男女逆で。」←

「しません。」

「デレてくれないのかい？」

「仕事したらしてあげるかもよ？」

「ふふふふふふふふ」

気味の悪い笑い方ね。

A、酷い！

「太宰、仕事だ。」

「Aと一緒に遣るね。」

「「おい！」」

国木田さんと被ってしまった…

「…………仕方ないなあ、もう。行くよ、太宰。」

「わーい＼( ° ▽ ° )／」

「いいか、決してサボるなよ。」

「御安心ください、国木田さん。私が絶っっ対にサボらせません。ね？サボらないよね？太宰？」

「うん。なんか後ろに黒いオーラが見えたのは無かったことにして、いいよね？」

「太宰が仕事をちゃんとするかによって答えは変わるけどね。私は太宰が大好きだから、無かったことにしていいよ。」

「あ！デレてくれた！」

.
.
.
.
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.


２年間すれ違い続けた私たちが、漸く辿り着いた場所。

私たちが行く先は、まだまだ分からない。

でも、一つだけ、確かなことがある。

＿＿＿＿＿＿そこが、光の中だということ。

だから私たちは、自信を持ってこう云える。


「「行ってきます！」」





.





○°*・.…・*°○°*・.…・*°○

完結しました！
短かったですかね…？

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本当に有難う御座いました！

また別の作品でお会いできたら嬉しいです。
嘘吐き姫

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