里穂side ページ16
克実 「 はい 連れてきたよ？ 生ニ ノ 」
克実さんのその言葉に
私は産まれて初めて
息が止まる という経験をした
白いTシャツ
赤と紺のネルシャツにジーンズ
定番中の定番というその格好も
彼が着てるとキラキラ見えて
目の前にいる彼に
私は息をする事さえも分からなくなった
そんな私を見て
指先で目頭を拭いながら
照れくさそうに俯いて彼は笑った
里穂 「 ごめんなさい 私⋅⋅⋅ずっと大好きで 」
「 あ⋅⋅⋅ そうなの？
初めまして 二 宮です 」
いつもテレビから聴こえてくる大好きな人の声が
私の鼓膜に響く
さっきよりも打つ事を速めた自分の心臓に
胸が苦しくなって
もっとはっきりと見ておきたいのに
苦しさと嬉しさで視界が段々とぼやけてくる
心配する克実さんの言葉に
やっと出た私の声は震えてて
その声を聴いた彼が
またフッと両方の口角を上げて笑うから
何だか私はすごく恥ずかしくなった
「 えーと⋅⋅⋅ なにちゃんだっけ？ 」
里穂 「 里穂です 本田里穂っていいます 」
「 里穂ちゃん とりあえず座ろっか？ 」
覗き込むように私に話しかけた後
目の前にあるソファーに思いっきり腰をおろし
ポケットの中の物をテーブルに置く
克実さんの姿が見えない事に
この時初めて気づいた私は周囲をキョロキョロ見渡してたから
きっと落ち着かない子だって
そう思われたかも知れない
「 好きなとこを座りなよ 」
(好きなとこって
膝の上だったりするんですけど⋅⋅⋅)
そう頭の中で思いながら
私は迷わず彼の近くに腰かけた
「 フフッ⋅⋅⋅ 結構近いのね 」
普段からよく笑う人なのか
照れてるのか
私にはよくわからなかったけど
私が返事をしやすいようにわかって返してくれてる気遣いも大好きで
だからよく 人の心にスっと入ってきやすい人
なんて言われてる事を改めて感じた
里穂 「 二 宮さんが好きなとこ座っていいって言ってくれたから⋅⋅⋅ だめでした？ 」
「 いや？ いんじゃない？」
私を見る事なく目の前にある煙草に
白くて丸い手が伸びていく
そこから煙草を1本取り出すと
形のいい唇にソレを加え
彼は眉間にシワを作りながら煙草の先に火をつけた
隣に座っている私にも聞こえるくらい
深く煙を吸い込んだかと思えば
暗い店内の天井目掛け
彼は白い煙をゆっくりと吐き出した
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み(プロフ) - もう更新されないのですか？(T_T) (2021年3月1日 4時) (
レス) id: 196a18a04c (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんばんは。ん〜…届くかは分かりませんが、続きが読めたら嬉しいです (2019年11月2日 3時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃんの経験したものに感謝しかないわぃww頭の中では和に変態プレイしたいんだが流石に和が悶てる所はかけんわなぁwwみんなが欲しいんは優しくせめてくる和やもんね☆ 追伸 美味しいパン屋ができました。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - お腹の辺りモゾモゾしたね（笑）ツクの中で和くんにいっぱい愛されるからだいじょうぶ(´∀｀* ) 和くんの指大好物だぞ！今回も脳内再生を駆使していい感じに再生したわ（笑）最近パン食べてないわー。はよ一緒に食べたいわ。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: af7fc0ae79 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃん 遅くなってゴメンだよ涙 パン食べてるか？！わぃも食べて進化しておるぞ！ww最近 キンプリの平野くんと岸くんが気になってたまんない私。。。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みま
| 作成日時：2018年6月14日 16時
