忠犬ハチ公 ページ11
カバンの中にある家の鍵を取り出そうとした時
目の前の扉がスっと開いた
緩くアップしたおだんご頭
白と黒のボーダーのトップスに
黒のスキニー
ショート丈のカーキ色のエプロンをしたAが
『 おかえり 和 』
ちょっと恥ずかしそうに俺を出迎えた
「 ただいま つか なんでわかったの 」
何だかテレくさいのは俺も同じで⋅⋅⋅
でもAにバレないように平然を装い
俺は俯いて靴を脱ぐ
『 そろそろかな？って ベランダから帰ってくるとこ見てたw 』
玄関に入った瞬間から
昨日までとは違う家の香りがする
「 ハチ 」
突然そう呼んだ俺に
『 ん？！ 』
眉間にシワをつくりAは首を傾げた
「 ンフフ⋅⋅⋅ なんか ハチ公みたい 」
そのシワを親指でなぞると
『 フフッ そうだね
待ってますよ？ご主人様の帰りを 』
そう言い終えたAの唇が少し隙間をつくる
「 それ 誘ってんの？ 」
口ではそんな事いってんのに
もう俺はその紅い唇から目が離せなくて⋅⋅⋅
返事も聞かないうちに
Aの唇に自分の唇を押し当てていた
『 ンフフ⋅⋅⋅ 』
唇を閉じたまま笑うA
玄関先で響きだす甘いリップ音
俺の腰にAの両手が回ったことを合図に
大人のキスへと変わっていく
『 ぅん⋅⋅⋅ 』
「 ん？ 」
『 ⋅⋅⋅ううん なんでもなぃ 』
さっきよりも深く絡まってくるAの舌
「 なによ？ 」
Aの肩を両手で掴み唇を離すと
可愛いくらい残念そうな顔をしてAは俯いた
「 こんな可愛いハチ公だと
一人にしておけねーな 」
犬の頭を撫でるように
俺は俯いたAの頭を優しく撫でた
「 飯 できてる？ 」
『 今から⋅⋅⋅ 』
急に大人しくなったウチの子に
さっきまで我慢していた頬が緩んだ
頭をポンポンと2回たたき リビングへと歩き出す
黙ってついてくるウチの子を振り返って見ながら
やっぱり一緒に暮らしてよかったな
なんて再確認した
すぐにキッチンに向かったAを見て
俺はリビングにあるソファーに腰かけた
後ろからトントンと聞こえてくるリズムの良い音を聞きながら
鞄の中にある携帯を手に取ると
同じタイミングで手の中の携帯が突然鳴り出した
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み(プロフ) - もう更新されないのですか？(T_T) (2021年3月1日 4時) (
レス) id: 196a18a04c (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんばんは。ん〜…届くかは分かりませんが、続きが読めたら嬉しいです (2019年11月2日 3時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃんの経験したものに感謝しかないわぃww頭の中では和に変態プレイしたいんだが流石に和が悶てる所はかけんわなぁwwみんなが欲しいんは優しくせめてくる和やもんね☆ 追伸 美味しいパン屋ができました。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - お腹の辺りモゾモゾしたね（笑）ツクの中で和くんにいっぱい愛されるからだいじょうぶ(´∀｀* ) 和くんの指大好物だぞ！今回も脳内再生を駆使していい感じに再生したわ（笑）最近パン食べてないわー。はよ一緒に食べたいわ。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: af7fc0ae79 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃん 遅くなってゴメンだよ涙 パン食べてるか？！わぃも食べて進化しておるぞ！ww最近 キンプリの平野くんと岸くんが気になってたまんない私。。。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みま
| 作成日時：2018年6月14日 16時
