【鬼滅の刃】風柱は鬼を救いたい

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屋敷の中を一通り案内し終わって、外はもう真っ暗。鬼共が動き始める時間になってきた。





「･･･お腹すいたなぁ」






飯を食う俺の前に座ってこちらを見ながらそう呟いた。






「飯、お前も食うか」



「人間の食べるご飯なんて味もしないし要らないわ。

まあ、例えるなら、動物が食べるその辺の野草とかを差し出されてるような気持ちね。

残念だけど、遠慮しとくわ」





と、言いながら。飯を頬張る俺から目を離そうとしない





「･･･食い辛ぇよ。」



「だって、私、ご飯もう食べれないじゃない」






御館様との約束の3つ目。
こいつはもう人を食うことは無い、はずだ。
ただ、人を食わないままずっと過ごせば飢餓状態になって狂う。
いくら耐久性が高いAだとしても、それがいつまでもつかなんて誰もわかりはしない






「･･･そっか」





なにか思いついたように、女は立ち上がって俺の後ろに座った





「は？何するつもりだてめぇ」



「殺さなければいいんでしょ？なら･･･」





するりと俺の首元に手を這わせ、顔を近づける。




殴ろうとしたが、知らない間に両腕はしっかりと掴まれていた

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