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女がわかった、と呟いて、御館様は3つ約束事を決めた。
1つ、鬼殺隊士はAに攻撃してはならない
2つ、Aは鬼殺隊を攻撃してはならない
3つ、人を食ってはいけない
どれかひとつでも破った時、互いに敵と判断する、とのことだ。
3つ目にはかなり不服そうだが、ため息をひとつ着いた後了承してくれた。
この3つの約束と共に、女が俺の元で保護されることが鬼殺隊に伝えられた。
そして、御館様の元を去り、俺の屋敷に2人で帰る頃には、大分と日は傾いていた。
「･･･お前、了承しといてほんとに守れんのかよ」
「人を食わないってやつ？
私は約束は守るタチなのよ
それに、あなたは人を食らうから鬼は嫌いなんでしょ？
あなたが私に振り向いてくれるなら我慢してやるわ。」
俺の方を向いて妖艶に笑う姿に、思わず目を逸らしてしまう。
こいつは、性格はともかく見た目はおそろしく綺麗なのを意識せざるをえない。
「お前が俺を食う、っていう目標は達成されそうにないな」
「そうね、別の意味で食べちゃうかもね」
「･･･は？」
「ふふ、ウブね、不死川って。」
頭をしばいてやれば、痛いなぁ、なんて言いながらも楽しそうに笑いやがる。
「･･･でも、嬉しかったのよ。
鬼殺隊に認められる、というか、生きるすべを与えられるっていうことが。
だから、まあ、最期くらいいいかなって。」
「･･･着いたぞ」
重い話に蓋をするように被せた。
「そう、これから宜しくね。
実弥」
「･･･どこで名前覚えたんだてめぇ。」
「あら、さっき御館様とやらが言ってたじゃない。
あ、それから。
私、本当の名前は柊Aっていうの。
A、って呼んでちょうだい。」
「･･･はぁ、」
可愛らしげに笑う鬼とこれからひとつ屋根の下で過ごすなんて、考えられないが、抗いようが無くなってしまった。
「･･･A」
「え、あ、うん。なに？」
「宜しく。」
俺がそういえば、無愛想、なんて言って笑いながら、一緒に玄関をくぐった。
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林檎 - リクエスト宜しいですか？街の酔っぱらった不良みたいなのに絡まれて普段なら殺してたのに殺さなくてあたふたしちゃう夢主ちゃんとそれを助けてあげる不死川さんのお話欲しいです！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 2fcb555ff8 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - リクエスト失礼します！夢主ちゃんが3〜５歳くらいの幼児になってしまったというお話がみたいです！失礼しました！ (2020年2月19日 18時) (レス) id: 8644c3ea5c (このIDを非表示/違反報告)
雪羽(プロフ) - 朔弥さん» 朔弥様 コメントありがとうございます！たくさんの方と絡めていきたいな、と思っております！更新頑張りますね！ (2020年2月18日 19時) (レス) id: de795d13e6 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 続編も頑張ってください。これから鬼殺隊の皆との絡みが楽しみです。( >_<)<ｶﾞﾝﾊﾞﾚ!! (2020年2月18日 0時) (レス) id: 8644c3ea5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪羽 | 作成日時：2020年2月17日 19時
