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色々と必要なものを買い揃え、最後に来たのは装飾品が多く置いてある店。
着物ならともかく、こういうのは疎いから外で待ってようとしたが、一緒に来て欲しいと手を引かれ中に入った
「あれ、この前のお嬢ちゃん」
「こんにちは、先日ぶりですね」
Aはどうやら見知った顔らしい。
話を聞けば、以前この店で香袋を買ったそうだ
「香袋はお守りになったかい?」
「・・・そうですね、いい事はありましたよ」
「そうかい、それは良かったねぇ
今日は何を買いに来たのかな、」
Aは俺の方を見る
「簪、新しいの選んでくれない?」
俺がか、と聞けばうん、とひとつ頷いた。
「あなたに選んで欲しいの」
と、言われるが俺にはそういうのがよく分からないし、目に付いた簪を手に取った
小さな薄い黄色の花びらの真ん中に赤い不思議な実が付いている花。
何の花かは知らないが、赤い色がこいつをどこか連想させた
「これ・・・」
Aはなにか言いたそうにするが、聞いても答えなかった。
「ありがとう、大切にするわ」
支払ったあとすぐに髪につけて、嬉しそうに笑った。どこにでも居る普通の女のように見えて、心が苦しくなった
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林檎 - リクエスト宜しいですか?街の酔っぱらった不良みたいなのに絡まれて普段なら殺してたのに殺さなくてあたふたしちゃう夢主ちゃんとそれを助けてあげる不死川さんのお話欲しいです! (2020年2月25日 18時) (レス) id: 2fcb555ff8 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - リクエスト失礼します!夢主ちゃんが3〜5歳くらいの幼児になってしまったというお話がみたいです!失礼しました! (2020年2月19日 18時) (レス) id: 8644c3ea5c (このIDを非表示/違反報告)
雪羽(プロフ) - 朔弥さん» 朔弥様 コメントありがとうございます!たくさんの方と絡めていきたいな、と思っております!更新頑張りますね! (2020年2月18日 19時) (レス) id: de795d13e6 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - 続編も頑張ってください。これから鬼殺隊の皆との絡みが楽しみです。( >_<)<ガンバレ!! (2020年2月18日 0時) (レス) id: 8644c3ea5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪羽 | 作成日時:2020年2月17日 19時