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出会い２ ページ4
死柄木side
さて、アジトに飛ばしたのは良いが、まだ息が荒いガキ。
黒霧がソファーに布団をひいて寝かせているが、本当に起きねぇんじゃねぇのかと錯覚させる。
それにしても………
死「こいつ、綺麗な面してんな」
黒「私が洗いましたから」
独り言だと思っていたが、既に黒霧が背後に立っていた。
黒「毒物の可能性があるので、解毒剤を注射器で投与しています。そろそろ目覚めるかと」
つくづく思うが、この敵面倒見良すぎないか？
『ん、』
死「あ」
空色の目で見つめられると、少し話しかける気が失せた。
『ねぇ、お兄さん方』
『ヒーロー､ですか』
死「じゃ逆に、お前は俺達を何だと思っているのか？」
『ヒーローでは無いけど、ほんの出来心で人を助けて、ヒーローぶっている偽善者、って所かしら。失礼だけど、見た目は敵に等しいわ』
こいつ、ガキの癖に度胸あるよな。
普通知らねぇ大人に見知らぬ場所へ連れてこられたら、泣くなり暴れるなりするだろうに。
しかも見た目が敵に等しい奴らと話すか？
黒「どうして、最初私達の事を『ヒーロー』とおっしゃったのですか？」
『ヒーローは人助けが仕事でしょ。たまたま見つけた人を助けて、お礼を言われて嬉しがる。このヒーローのお約束みたいな行動をしているからよ。悪いけど、今の私にはいい迷惑よ』
『だって、私死のうと思ってたのに』
黒/死「え？/は？」
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作者名：みるくちょこれぇと | 作成日時：2019年3月12日 21時
