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遠い人 ページ11

同僚) お疲れー帰り どう?

貴方) そーだね 行こっか

仕事にも慣れ一緒に食事に行く友達も出来た。
行き慣れた ちょっとオシャレな居酒屋

同僚) カンパーイ
ハー疲れたね 私さ 最近彼と上手く行ってないんだよね なんか イラつくし、でも好きだし、
〇〇ちゃんはさ いないの?付き合ってる人

貴方) …いないよ 笑
けど忘れられない人はいる

だって忘れたくても 彼は街中に溢れてて テレビをつけても彼らを見ない日は無いくらいの人気
これじゃ 無理…この2年の間に 彼は本物のトップアイドルになっていた

同僚) あのさ 平野紫耀って いいと思わない?
私さ タイプなんだよね〜

ほろ酔いの同僚からの言葉に私は心臓が爆発しそうな程 ドキドキした。

貴方) 凄い人気だよね

同僚) 行かない? ライブ!

貴方) ライブ? え?

帰り道 駅前て若い子たちが彼の唄を歌い踊っている
コンコースに貼られた巨大な彼のポスター
君は 大きな木になったね
凄いよ 平野紫耀君…

ての届かない 遠い存在
あの日 あのマンションでの日々はまるで
夢のよう

同僚と別れ電車に乗る
鍵を開け部屋に入る 以前とは違いだいぶ部屋らしくなった テレビをつけると 彼がCMで笑っていた。

貴方) ただいま…

いつのまにか涙が溢れていた

好きなんだ… 忘れられないよ

テレビに向かって私はつぶやいていた。

現実→←バイバイ



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作者名:Korokoro.s | 作成日時:2019年11月2日 17時

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