アイドルのあなたとマネージャーの私 (ページ14)

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１１話ページ14

三)「やっと２人で、話せるな(微笑)」

『うん。そうだね‥』

三)「まさか、さくらが俺たちのマネージャーになるとは、思わなかったなーww」

『私も。マネージャーになるなんてw』

みっちゃん。
みっちゃんは、昔と変わらず優しいね。
けどね、みっちゃん達にもし会えたら、必ず言わなきゃって決めてた事があるの。みっちゃん達は、もしかしたら私の事を怒って、憎んでるかもしれない。
だけど、これだけは言わせてね。

みっちゃんは、メンバー達の話をしてくれてる。私は、それを遮るように言葉を発した。

三)「で、ナギが『みっちゃん！！』！？」

三)「どうした？さくら？」

『あ、あのね。みっちゃん達に会ったら、い、言わなきゃって決めてた事が、あって…その、』

昔からこういう事は、みっちゃんの前だとちゃんと言えないんだよね…

三)「？？さくら、とりあえず落ち着け。大丈夫だから、な？」

また、優しい。言わなくちゃ。

『う、うん。ありがと‥』

神さま、お願いします。ほんの少しだけ勇気をください！お願いします！

三)「どうしたんだ？」

『みっちゃん、、ごめんなさい！！！』

言った。ちゃんと、言えた。

三)「さくら！？何で、謝るんだ？」

『小さい頃、何も告げずに姿を消しちゃったから。。怒って、私を憎んでるかなって思って‥だから私、ちゃんと言いたくて、、』

三)「さくら。俺も一織も怒ってないし、憎んでもない。安心しろ、母さんから少し事情を聞いた。急だったんだろ？」

『うん。でも、』

三)「なら、仕方ないだろ！それに、こうしてまた会えた。だから、いいじゃん！(微笑)」

『ありがと‥ありがと(泣)』

私は嬉しくて、涙をたくさん流していた。

三)「泣くな、さくら(笑)ほら、部屋着いたぞ。」

『うん！』

私は、涙を拭って元気よく返事をした。
みっちゃんには、もう一つだけ小さい頃から伝えたかった事がある。だけど、今はもう、ただの幼馴染みじゃなくて、仕事って事もあるから。今はまだ、私だけの心の中にしまっておくね。

それから、みっちゃんにいや、＂三月＂にメンバーの事やちょっとした雑談などを話した。
え？何で、＂みっちゃん＂じゃなくて＂三月＂かって？
それは、幼馴染みは幼馴染み。仕事は仕事。しっかり、けじめをつけようと思って！もちろん、＂いっちゃん＂の事も＂一織＂って呼ぶよ！(^o^)/ 一織の反応が楽しみだな～www