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「あ、そうそう。音無さん。あなた氷帝学園に転校って聞いたんだけど。」
「はい。」
「一度、出張で行ったことがあるけれど、とっても素敵な学校よ。あなたがいなくなるのは立海としては辛いけれどあっちでもあなたなら大丈夫。」
どうせ嘘であろう言葉に優等生らしくお礼を言って濡れた制服を受け取り校舎を出た。
若干、右足をひこずる形になってしまう。だがどうこう言ってられない。
テニスコートに向かうがレギュラーは居ないようだった。どうしてだろうか。あの人達に限ってサボリはないだろうし。
ああ、幸村精市か。
去年倒れたっていう。どんな病気かまでは知らないが。全国区でしかも二連覇を果たしていていざ三連覇へ向けてという時に。気の毒なことだ。
ならば仕方がない。明日にするか、
止まっていた足を動かし家に向けた。
母親は幸運にもいなかった。
お風呂から上がりスマホに電源を入れる。
「あ。」
そう言えば、あの時。仁王雅治から連絡先を貰ったな。それでお礼を言えばいい。トークアプリを開けてIDを打ち込むと
まさはる
とアカウントが出てきた。なんてお礼を言うか考えながらアイコンをタッチした。
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遊星(プロフ) - 黒薔薇歌姫さん» 了解 (2019年11月28日 0時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇歌姫(プロフ) - 遊星さん» また今度、青学の話を書こうと思いますのでよければよろしくお願いします。 (2019年11月27日 16時) (携帯から) (レス) id: cf394f6d77 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - 黒薔薇歌姫さん» いえ。ただ私、青春学園が好きなので少しショックで…。 (2019年11月27日 9時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇歌姫(プロフ) - 遊星さん» それはどういうことでしょう？ (2019年11月26日 18時) (携帯から) (レス) id: cf394f6d77 (このIDを非表示/違反報告)
遊星(プロフ) - この話の夢主の通っている学校は青春学園にしなかったんですか？ (2019年11月26日 17時) (レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウォーターブルー | 作成日時：2019年5月10日 19時
