33話［観戦］ ページ4
2人でゲームをしながら待つこと数分…
他のみんなも家に着き、全員が揃った
いつものメンバーは私を含めて7人
丸いローテーブルには、コップに入ったジュースが7つ用意されていた
「きゃー！もうすぐだよ！？楽しみすぎる！！」
「あと何分！？」
「あと5分〜！！」
「やば！！テンション上がる」
「やっぱりみんなで見るから楽しいよね！」
そうだ、みんなで見るから意味がある
私が1人で行って舞い上がったところで意味がない
『ね！盛り上がるよね』
「……」
話している内に、パッとテレビが明るくなった
中継には、雲ひとつない青空が映されている
さっき見た空と同じ
あの人達も、こんな私と同じ空の下にいる
画面の中で、実況が試合開始を告げた
ホイッスルの音も同時だった
「え！え！始まった！？」
「始まった始まった！！！」
カメラのアングルが、足元にボールがある選手を映す
ルールは何となくだけ
授業でやった時のことしか覚えていない
ボールが足にくっついて来ているようにも見える
それくらいこの人達は上手なんだろう、ド素人の私でも分かる
しかし皆んなは、プレーより選手に夢中らしい
「えええ待って！ヒロトくん走ってる！！ヤバイ！！」
「いやサッカーしてるんだから走って当たり前でしょ…
ってちょっと待ってタツヤ君尊い」
「吹雪様ビジュがいい…」
「野坂くんに罵られたい人生だった」
1人ついていけない私
誰が誰くんでどなたが誰様？
「やっぱ円堂くんの安心感が1番じゃない？猫耳萌える…」
そんな中でて来た円堂先輩の名前
おいその人先輩だぞ、安心感とは、あれは猫耳だったのか、
という心の中のツッコミも、もはや追いつかない
私が約束を破ってしまった相手
きっと裏なんてないんだろうな
完全な善意と思いやりだったんだ
画面に映る、円堂先輩の屈託のない笑み
ニカッと効果音がつきそうなほどで
自分の惨めさが際立った
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こめこ - 行ってらっしゃい夢主ちゃん！ (2020年5月25日 20時) (
レス) id: 5955d179f7 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ - フレー！フレー！ゆ！め！ぬ！し！フレ！フレ！夢主！当たって砕けろ！夢主！ (2020年5月23日 17時) (レス) id: 5955d179f7 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - こめこさん» 優しいお友達に恵まれすぎて、自分が凄く惨めに感じてしまう夢主ちゃんです…頑張ってほしい! (2020年5月23日 17時) (レス) id: 469102fe9d (このIDを非表示/違反報告)
こめこ - 友達よ！夢主ちゃんの背中を押してあげて！ (2020年5月23日 12時) (レス) id: 5955d179f7 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - こめこさん» ありがとうございます!!お待たせしました!夢主ちゃんは、いつか見た夢を現実に出来るのでしょうか.幸せな夢は夢じゃなければ良いと願うばかりです。頑張れ夢主ちゃん!!変わるんや! (2020年5月23日 11時) (レス) id: 469102fe9d (このIDを非表示/違反報告)
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