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七十話[一瞬]善逸side ページ9

善逸side









Aに見直されたい一心で、この戦いに挑んだ【これは訓練である】


この戦いが終わって、俺が少しでも君に近づけていたらどれほどいいか【もう一度言う、これは訓練である】







もちろん勝てるなんて微塵も思っていない






他の隊士もそうなんじゃないか?

きっと実際見た事がなくとも、噂で聞いているだろう


少しでも、ほんの少しでも耐えられたらな

なんてね







でもそんなのはただの妄想でしかなかった






Aが木刀を構えた瞬間、空気が凍りついた


落ち着いている音がするから呼吸は使ってない

というか、それ以前にAがずるをするわけがないんだけど

呼吸を使わなくても勝てる

彼女はそれほど強い



戦いに対する意識の表れだろうか

それともこれが強者特有の雰囲気なのだろうか



殺気を放っているわけでもない

俺に全力で勝とうとしているわけでもない

もちろん怒っているわけでも、誰かが洒落を言って滑ったわけでもない【当たり前だ】



使用人さんが合図をする







荻野「りょ、両者、用意、



始め」







言い終わった瞬間、俺は足に力を入れた

俺もAも流石に踏み込んだ瞬間は同じだろ




そのまま前に、重心を傾けようとする








そう、した時

しようとした時







大きな音



俺の手に伝わった振動



既に宙に浮いている木刀









そして…



横にいる彼女






全てが同時だった






理解するのにすごく時間がかかった気がする







善逸「え"え"え"え"ぇ"ぇぇぇぇぇぇええええ!!!!!!!!!!」








俺が放った汚い高音は


Aのこの広すぎる豪邸の訓練場に


こだまするように響いた









いや、これ俺すごくかっこ悪い

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作品ジャンル:アニメ
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イナイレ大好き人間(プロフ) - リリィさん» ありがとうございます〜!!更新遅くてすみません、めちゃめちゃ励みになりました!頑張ります!!! (2020年2月16日 17時) (レス) id: 5e13781f6d (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 続き気になります!更新楽しみにしてます! (2020年2月16日 17時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます。面白いなんて勿体ないお言葉です。更新遅くなってしまい申し訳ありません。頑張ります!! (2020年1月16日 17時) (レス) id: 34131ad84a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 面白いですー!! 更新頑張ってください!応援しています( *´艸`) (2020年1月16日 16時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
イナイレ大好き人間(プロフ) - キアさん» ありがとうございます!更新遅くてすみません。来週からまた再開する予定ですので、引き続きよろしくお願いします!コメントとても励みになりました!!ありがとうございます (2019年12月7日 20時) (レス) id: 874c14cc3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イナイレ大好き人間 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2019年9月2日 18時

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