【鬼滅の刃】 〜霜柱の少女〜 3rd

六十九話［切り替え］ ページ8

Aside









善逸は部屋の真ん中にいる私の方に来てくれた



真剣な目で私を真っ直ぐ見つめるから、少しどきりとしてしまう



…なんかいつもと違う



そんな感じ









A『じゃあこの木刀使って！』








善逸「分かった」








やっぱり落ち着いてる


けどなんかいつも通りの方が私は好きかな


心なしか怒っているようにも聞こえるし








A『私は羽織着てやるけど、善逸はどっちでもいいよ』







善逸「うん」








いや怒ってるよね！？！？








A『ねえ、なんか怒ってる？』






心配になって善逸の顔を覗き込む


すると善逸は顔を真っ赤にして「うぴゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」と叫び、飛び上がった

突然何…


やっぱり私嫌われて…



そう思ったら、善逸はハッと何かに気付いたように着地して、またキリッとし始めた







善逸「いや、何でもない

怒ってないよ」






はあ…


本当何なんだろう


時間をかけ過ぎてしまったせいか、隊士は善逸をこれでもかと言うほど後ろから睨んでいる


大変大変、早くしなきゃ






隊士「「(おのれ…！！よくもAさんの近くに……！！！)」」








A『じゃあ荻野さん、お願いします！』







審判は使用人の荻野舞さんにお願いした








使用人荻野「かしこまりました

(A様に勝負を挑むなんて何者なのあの子…)


りょ、両者、用意、



始め」









善逸の木刀を弾いた

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