【鬼滅の刃】 〜霜柱の少女〜 3rd

六十六話［屋敷］第三者side ページ5

第三者side









今日から始まる柱稽古






宇髄さんと奥さん達も参加しているため、Aはさっき挨拶をしてきた



先日とは全く違い、ご機嫌な彼女


彼女は自分の屋敷で素振りをしていた






〜柱稽古〜





まずは宇髄による

しごき
…つまり基礎体力向上から始まり



甘露寺蜜璃による地獄の柔軟



時透無一郎による高速移動の稽古



蛇柱による太刀筋強制



霜柱による戦術の実践



風柱による無限打ち込み稽古



岩柱による筋肉強化訓練







「ご、ごめんくださーい」




「A様、お呼びでございます」







その言葉に、パァァッと顔が明るくなるA








A『はーい！！今行きます』







とてとてと効果音の着きそうな足取りで玄関に向かったつもりの本人だが、その速度はすでに常人離れしていた




勢いよく戸を開けると、Aの視界には自分の屋敷の庭を背景に五十人ほどの鬼殺隊士がいた





「おおっ」と思わず後ずさる


でもすぐに体制を立て直し、







A『おいでませ我が家へ！


さあ入って入って』






隊士「「は、はい！」」








そう背中を押されて中に入って行く隊士達




彼等はすでに怯えていた

彼女の強さ、そして…


この家の広さに





一万坪を軽く超える敷地に



和と洋が合わさった建物



おまけに池もあり、



くわえてなんとも素晴らしい盆栽



その全てに隊士は圧倒されているのだ






村田「(いや広過ぎだろ何坪あるんだ…！！


鬼殺隊本部のお館様のお屋敷より広い…二つ入ってもまだまだ余裕があるだろこれ…！！！)」






少し遅れて来た者も居れば、まだ来ていない者も山ほどいる


この五十人程の隊士はほんの一部に過ぎない




その中には伊之助と善逸も居た






伊之助「な、なんだ！？なんなんだこの家！！！




でっけえええぇぇぇぇぇ！！！」






善逸「ここがAの住んでいるお屋敷…！！




スーハー




んんんんAの香りがする気がするいい匂い！


ていうかさぁ、


庭が広ぇええええええぇぇぇぇぇぇぇ！！！」






村田「おいお前らうるさいぞ！！」






善逸「あ、村田さん」






伊之助「里原おまえだって興奮してるくせによぉ！！」






村田「誰だ里原って！俺は村田だ！！

興奮はしてるがうるさくしていい場じゃないだろ！

いくらお前らとAさんの仲が良くたってここは敷居の高いお屋敷だぞ！？」

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