輝きをこの手に(JW 青×赤)

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Daiki.






「大毅…泣いてんの？」


そう言いながら頬を包んで優しく指で涙を拭ってくれた。


『ごめんっなさ…流星さんが、優しくてあったかいから……っ』



「ほんまに、可愛い子やなあ…好きなだけ泣いてええよ。俺はずっとここにおるから」


『うぅっ……ぐすっ…』


両親に見捨てられて1人になってから、本当はずっと孤独で寂しかった。


最初は仕送りはあって一人暮らし出来てたんやけど、それも無くなって、もちろん家なんて借りれへん。


住所がないとまともな仕事なんて出来ひんくて、たどり着いたところが身体を売って生活することやった。


何度も泣きそうになった。


でも泣いたところで1人。


悲しさが溢れてもっと悲しくなるだけ。


でも流星さんが抱きしめてくれるなら、受け止めてくれるなら……


そう思うと涙が止まらんくなって、しばらくずっと泣いてた。


泣いてる間ずっと優しく背中をトントンと叩いてくれる流星さんの手は魔法の手みたいに俺の気持ちを溶かしてくれた。









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